東京の北西部に位置する「板橋区」。荒川を越えると埼玉県という場所にあり、名前は知っているものの、23区内ではややマイナーなイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
板橋区は実際どんな街なのか、魅力や街の住みやすさランキングを紹介します!
目次
板橋区の特徴は?
板橋区は東京の北西部に位置します。都内では北区、豊島区、練馬区、北側は埼玉県の和光市・戸田市と隣接しています。
都心からはやや離れていますが、交通網が充実しているため、都内のアクセスには困りません。鉄道ではJR埼京線、東武東上線、都営地下鉄三田線、東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線が通り、場所によっては「大手町駅」や「池袋駅」などのターミナル駅へ乗り換え無しで向かえます。
また、都心だけでなく埼玉県へアクセスしやすいのも魅力。東武東上線や埼京線を使えば「川越駅」や「大宮駅」へも向かえ、埼玉方面へ通勤・通学する場合も便利です。
板橋区の特徴は、閑静な住宅街が多く、落ち着いた雰囲気が広がっていること。区内には大きな繁華街やオフィス街がほぼなく、都会の喧騒を忘れて穏やかに過ごせます。川沿いを中心として自然にもあふれており、都内ながらもほどよく田舎らしさを感じられます。
板橋区の魅力は?
下町の雰囲気を楽しめる
板橋区は古くから栄える商店街が多く、下町の雰囲気を楽しめます。
なかでも有名なのが、大山駅近くにある「ハッピーロード大山商店街」。1978年に誕生したアーケード街で、今でも連日買い物客でにぎわいを見せています。
商店街には誰でも入りやすいチェーンの飲食店や、スーパー、ドラッグストアなど、多彩なジャンルのお店がズラリ。一方で精肉店や青果店などの個人商店もあり、安い価格で食材を手に入れられます。
また、治安が良いことも板橋区の魅力として挙げられるでしょう。
治安がよい
板橋区の犯罪発生率は0.451%。1%を切っており、東京23区内では6番目に低い数字です。
区ではパトロールカー3台による365日のパトロールや、メールによる防犯情報の配信、区内事業者と連携したセーフティー・ネットワーク事業に取り組んでいます。積極的な防犯活動により、犯罪が抑制されていると考えられるでしょう。
※犯罪認知件数÷各区の総人口×100人の犯罪発生率で比較
※犯罪件数はR4年の1年間の犯罪件数(警視庁)
板橋区で住みやすさ抜群の街BEST5
住みやすい街には、いくつか共通する項目があります。
住みやすい街の特徴
- 治安が良い
- 街の雰囲気が良い
- 都内の主要駅へのアクセスがよい
- 周辺環境に対して家賃相場が安い
- 駅前の買い物環境が充実している
今回は上記を踏まえて板橋区で住みやすい街をランキング形式で紹介します。
住みやすさ1位は大山駅
- 総合評価
- 4.1
- 家賃相場
- 4.4
- 治安
- 4.0
- 交通の便
- 3.8
大山には2つの大きな商店街があり、どちらも多くの飲食店が入っています。チェーン店も揃っていますが、地域で長く続けているお店のこだわりの味は素晴らしく、立ち食い蕎麦屋や定食屋が街の人たちを楽しませてくれています。また、お惣菜や生鮮食品につきましても安くて美味しいものを提供している良心的なお店が出ており、街を歩くだけでも楽しいです。その他には衣料品などのお店もたくさんあり、病院や区役所などの公的施設が充実しています。
板橋区大山周辺は、昔からある大きなガレージ商店街が、今でも元気に頑張っています。価格も安く、総菜品店も多数あるので見るだけでも楽しい地域だと思います。生活に必要なものは、ほとんど商店街で間に合うと思います。板橋区役所も近くにあるので、手続きなども便利です。東武東上線があるので、都心池袋まですぐに行くことができます。バスの本数も比較的に多い地域なので、近場の移動で困ることはないです。物価も安価で、都心部までのアクセス時間を考えたら、かなりお得な地域だと思います。
大山駅から三駅で池袋に行けるアクセスの良さが魅力です。大きな病院もいくつかあり、夜間救急に対応しているためもしもの時も安心です。個人経営の居酒屋も多く、アットホームな雰囲気で飲むことができ、仕事で疲れた時などの癒しになっています。
大山の住みやすい点は?
駅前に大山ハッピーロード商店街があり美味しいお店やスーパー、100円ショップなど生活に必要なお店が一通り揃っています。お年寄りの方も多く住んでおり、まったりした雰囲気のある街です。街の治安や家賃相場、住みにくい点についてはこちらにまとめています。
住みやすさ2位は下赤塚駅・地下鉄赤塚駅
- 総合評価
- 3.9
- 家賃相場
- 4.3
- 治安
- 3.5
- 交通の便
- 4.0
地下鉄赤塚駅は有楽町線と副都心線(東横線直通)が走っており、池袋まで15分くらいなので、遊びに行くのも仕事に行くのも便利です。実際、住んでいた時に転職したので職場の最寄り駅が変わりましたが、都心までのアクセスがいい割に家賃が安いので、引越しなどせずそのまま住み続けています。
赤塚は都内ですが割安で住めます。オートロック付きの物件に住んでいますが家賃6.6万です。スターバックスやカルディもあるし、都会に比べて空いている為、お茶や買い物がしやすいのも魅力に感じてます。
24時間スーパーがある為、夜中に足りない食材などを買いに行く事ができます。ファーストチェーンなど豊富にあり、ケンタッキー・マクドナルド・モスバーガーもあります。駅から徒歩圏内にとても良い八百屋さんがあり安くて珍しいものが売っています。
下赤塚駅・地下鉄赤塚の住みやすい点は?
東京23区でありながら、ちょっと田舎の雰囲気があるのが魅力の場所です。駅の南側には「光が丘公園」、北側には「赤塚公園」という大型の公園があります。特に光が丘公園は、6ヘクタールの規模の芝生広場があり、休日には本を持って芝生で読書をしたり、運動好きな方ならランニングをしても気持ち良いでしょう。下赤塚駅周辺は賃貸物件やお店も多いですが、少し離れると戸建て中心の落ち着いた住宅街が広がります。
住みやすさ3位は下板橋
- 総合評価
- 4.0
- 家賃相場
- 4.4
- 治安
- 3.8
- 交通の便
- 3.9
住宅地でもあるためスーパーは多く買い物には困りません。スーパーのはしごも可能。今時珍しい八百屋もあり、季節の野菜が非常にお安く手に入ります。公園や緑も多く、石神井川沿いは良いお散歩コース。休日はランナーや犬のお散歩をしている人が多くいます。
板橋駅周辺は飲食店(呑み屋)も多く、飽きません。また少し足を伸ばして東武東上線の隣駅大山はせんべろの街。平日は近場の板橋ですませ、休日は大山に繰り出すことも多々。池袋が隣駅のため、ショッピング等ほとんどの用事をささっと済ませることができて非常に便利な街です。
家族連れで住んでる人が多く顔見知りが多いです。治安もよく安心して住めます。総合して、住むということにとても特化した街で、住んでいる人がとても多いので、暗く人通りのない道を夜に歩く必要もありませんし、買いたいものはなんでもすぐに揃えることができます。とても便利な街です。
下板橋の住みやすい点は?
東京都内で池袋まで電車で5分という好立地ながら物価水準は安く生活費を抑えて生活できます。駅前には比較的綺麗なマンションが立ち並びますが、少し角を曲がると、低層階や平屋建てのいわゆる昭和の町並みも残っています。
徒歩圏内にハッピーロード商店街もあるので、週末はこの商店街でまとめ買いするとコスパのよい生活を送れます。
住みやすさ4位はときわ台
- 総合評価
- 3.1
- 家賃相場
- 2.1
- 治安
- 3.5
- 交通の便
- 3.8
池袋からそう遠くない割に閑静な住宅地が広がっています。ドラマにも使用されるような少しレトロな雰囲気のある店や、新しくできた品揃えのよいスーパーなど、特に住民に向けた店展開が多いため住む人にとってはよい駅です。
居酒屋というより個人店のごはん屋さんやチェーン店が多く悪酔いしてる人を滅多に見かけません。駅前に小学校や図書館があり、地域住民は率先して子供たちの安全を守ろうという意識は感じられます。特に治安面を心配する女性にとって、暮らしやすい駅だと思いますし都心へのアクセスも良いです。
駅の周りにスーパや飲食店、ドラックストア病院があり、生活するのに不自由がないです。休日には公園や線路沿いで自転車に乗ったり遊ぶ家族連れが多く見られ安心します。天然温泉施設もあり、疲れた時はちょっとのんびり非日常に浸れるというおまけつき。岩盤浴も時間無制限で利用できるのでよいです。
ときわ台の住みやすい点は?
駅から数分で閑静な住宅街が広がり、ファミリー層が多く治安も良いエリアです。池袋駅まで約10分ほどで行け、多くの路線と接続できアクセス面でも申し分ありません。ときわ台駅から赤羽までのバスもでています。
ときわ台は緑が多いのが特徴。大小いろいろな公園がたくさんあり、今日はどの公園に行こうかと選び放題で、子育てする環境が揃っています。最近新しくできた図書館は、公園の中にありカフェも併設されていてゆっくり本を読んだり、公園で散歩したりといろいろな使い方ができるので人気です。スーパーもちょっと高めのところから安いところまであり、その時々で使い分けができるのでお財布に優しい街です。
住みやすさ5位は成増
- 総合評価
- 3.3
- 家賃相場
- 2.4
- 治安
- 3.9
- 交通の便
- 3.7
駅前に商店街があり買い物で困ることがありません。西友や業務用スーパーもあるので、ものによってはかなり安く買い物を済ますこととができます。
駅前には飲食店も多く、休日に並ばずにランチ等を楽しめます。飲み屋もありますが酔っぱらって大声を出すなど迷惑行為をする人も見かけません。自転車を使えば光が丘公園や光が丘駅周辺の商業施設も行けるので、休日の過ごし方のバリエーションがかなり多いのが強みかなと思います。
赤塚出張所で役所関係の手続きができます。赤塚体育館ではプールやジムで運動できる、図書館もあるなど公共の施設も充実してます。また新大宮バイパスが近いので、バイパスの近くにユニクロやファミレス、コメダ珈琲といったお店が固まっていて、こちらでも十分に買い物を済ますことも可能です。
成増の住みやすい点は?
板橋区成増にある成増駅は、再開発によって駅周辺が整備されており、駅ビルや複合施設が集まっています。とんかつや焼き鳥・ラーメン屋、テイクアウトの惣菜店もあり、お仕事帰りに買えるのも嬉しいポイントです。
成増駅周辺には5つの商店街があります。そのうち4つは南口に集中しています。
板橋区の自然環境は?
板橋区の地形は武蔵野台地と荒川の沖積低地によって成り立っており、自然豊かな環境を楽しめます。
緑あふれる環境を生かし、板橋区にはおよそ300もの公園があります。小さいお子さんがいる家庭なら、休日に家族で遊びに行くにも便利でしょう。
なかでも大きな公園が、浮間舟渡駅を最寄りとする「浮間公園」です。園内で釣りができるほか、野球場やテニスコートなども併設。夏は「じゃぶじゃぶ池」が開放され、気軽に水遊びも楽しめます。
上板橋駅から徒歩15分、練馬区との境目にある「城北中央公園」も人気のスポット。園内にはサクラやイチョウなどの樹木が植えられており、季節ごとに異なる景色を楽しめます。ドッグランもあるので、ペットを飼っている方が訪れるにもぴったりです。
公園だけでなく、板橋区は河川が多く流れているのも特徴。南には石神井川、北には新河岸川や荒川が流れています。
とくに石神井川は桜の名所とも言われており、近くに住んでいれば春にお花見も楽しめるでしょう。荒川でも、河川敷では散歩やちょっとした運動を楽しめます。平日の朝や、休日にリフレッシュするにもぴったりでしょう。
板橋区の家賃相場は?
板橋区 | 北区 | 練馬区 | |
---|---|---|---|
1R | 6.97万 | 7.27万 | 6.90万 |
1K | 7.74万 | 8.28万 | 7.49万 |
1DK | 9.70万 | 10.31万 | 9.33万 |
1LDK | 12.46万 | 14.45万 | 12.12万 |
データ参照元:LIFULL HOME'Sの家賃相場【令和5年調べ】
板橋区の家賃相場はワンルームで6.97万円です。隣接する都内の区では、北区は7.27万円、練馬区は6.90万円となっています。練馬区よりは若干高いものの、北区と比べると低いことが分かるでしょう。
都内の家賃相場は、基本的に都心に近づくほど高くなるもの。渋谷や新宿などの主要駅に近いと、ワンルームで10万円以上になる場合もあります。
板橋区は荒川を隔てて埼玉県と隣接しており、都心からはやや離れていることから、家賃相場が安くなっています。大学生や新社会人など、固定費を抑えて暮らしたい方にもぴったりでしょう。急行が停まらない駅や、駅から遠い物件など、条件をゆるめることで安い物件もさらに見つかりやすくなるので検討してみてください。
【豆知識】ネットで探せない優良物件を探すコツ
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- 仲介手数料が半額
- 他の賃貸サイトの空き状況も調べてくれる
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▼ AIが賃貸を紹介 ▼
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板橋区住人の平均年収は?
板橋区住人の平均年収は355万円。手取りは月額およそ23~24万円となります。
23区の平均年収 | |||
---|---|---|---|
区 | 年収 | 区 | 年収 |
港区 | 1,023万円 | 練馬区 | 408万円 |
千代田区 | 848万円 | 江東区 | 408万円 |
渋谷区 | 736万円 | 中野区 | 405万円 |
中央区 | 595万円 | 台東区 | 404万円 |
目黒区 | 587万円 | 墨田区 | 364万円 |
文京区 | 575万円 | 北区 | 356万円 |
世田谷区 | 534万円 | 板橋区 | 355万円 |
新宿区 | 501万円 | 荒川区 | 355万円 |
杉並区 | 449万円 | 江戸川区 | 353万円 |
品川区 | 447万円 | 葛飾区 | 338万円 |
豊島区 | 425万円 | 足立区 | 335万円 |
大田区 | 411万円 | - | - |
出典元:※年収は総務省「課税標準額段階別令和1年度分所得割額等に関する調」より「課税対象所得÷納税義務者数」にて算出
東京23区内で比較すると、1位は港区で1,023万円。23位は足立区で335万円となっていました。板橋区は19位で、都内では高い方ではありません。家賃相場が低いことから、20代など若い世代も多く住んでおり、300万円台に落ち着いていると考えられます。平均年収は実際の住みやすさにも大きく関わってきます。例えば、平均年収が高い港区は富裕層をターゲットにした高級レストランやショップが多く、普通に買い物するだけでも生活費が高くついてしまうかもしれません。快適に暮らすためにも、自分の年収に見合ったエリアを選ぶのが重要です。その点、平均年収がそこまで高くない板橋区は、幅広い人に住みやすいエリアと言えるでしょう。
板橋区の治安状況は?
板橋区の犯罪発生率は0.451%。100人だと0人、1,000人だと4人がなんらかの犯罪に巻き込まれる計算です。
※犯罪認知件数÷各区の総人口×100人の犯罪発生率で比較
※犯罪件数は2021年の1年間の犯罪件数(警視庁)
板橋区は東京23区の中でもベスト10に入る治安の良さを誇ります。街の中に大きな商業施設がなく観光地というよりは生活に趣を置いた場所なので、暴行や傷害、強盗といった凶悪な犯罪が少なくファミリー層に人気のエリアとなっています。
【豆知識】人気エリアに3万円台から住むコツ
一人暮らしで治安の良い場所に住むなら「クロスワンルーム」がおすすめです。
三軒茶屋や中目黒など治安の良い人気エリアに家具家電付きで、家賃も3.8万円台から借りれます。
全物件にスマートロックも導入しており、玄関の鍵の施解錠をスマートフォンで操作・管理できます。鍵自体が存在しないため複製やピッキングもできません。セキュリティ対策がしっかりしているのも大きな魅力です。
シェアハウスも借りれますが、個人的には気を使わないワンルームがおすすめです。
板橋区の新築・分譲一戸建ての相場は?
板橋区の新築・分譲一戸建ての相場は4,930~10,990万円です。
東京23区で比較すると、1番相場が高いのは港区で14,980~17,480万円でした。対して1番相場が低いのは江戸川区で、2,980万円~7,890万円となっています。相場の高い順で見ると板橋区は12位で、都内では中間ぐらいと言えます。
ただし、1位の港区や、上位の目黒区・文京区などは新築・分譲一戸建てを建設できる土地が限られており、そもそも物件数が10件ほどと多くありません。一方、板橋区は30件ほどで上位と比べると多く、さまざまな価格帯の物件から選べると言えます。
同じ場所に長年住むことが決まっており、家賃を払い続けるのをもったいないと感じてしまうなら、賃貸ではなく住宅を購入するのもおすすめ。将来のライフプランを踏まえたうえで、検討してみてください。
データ参照元:LIFULL HOME'Sの東京都東京23区の新築・分譲一戸建て【令和5年調べ】
家を建てるなら
LIFULL HOME'S
運営元は、不動産ポータルサイト「「LIFULL HOME'S」を手掛ける「株式会社LIFULL」。ハウスメーカー・工務店ごとの特徴や、総予算の出し方、注意点などを専門アドバイザーが丁寧に案内してくれます。店舗だけでなくオンラインでの相談も可能。
対応エリア | 全国 |
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良い点 | 全てのサービスが無料 不動産会社から直で営業を受けない 200社からハウスメーカー・工務店を選べる 予算をかけずに家づくりしたい人向け |
イマイチな点 | 必ずご予約が必要 一戸建てが対象。マンションの購入は対象外 |
URL | 公式サイトLIFULL HOME’S |
板橋区の子育て環境は?
板橋区では区立児童館・保育園や、「イオン板橋ショッピングセンター」などの商業施設において子育て相談を実施しています。保育園への送り迎えや、買い物のついでに気軽に悩み相談ができるので、初めて育児を経験する方も安心でしょう。
また、子育てをしやすい環境づくりを目的として「すくすくカード事業」が行われています。
「すくすくカード」は、板橋区在住で3歳未満の子どもをもつ保護者に配布されます。カードは一時保育やスポーツクラブ、区立美術館や区立体育館などで利用可能。育児で疲れたときのリフレッシュにも繋がります。
さらに、板橋区では子育て世代を対象とした「いたばし子育て応援アプリ」を提供しています。
アプリでは子育てに関するイベント情報の検索や、オンライン相談などが可能。予防接種や成長記録をつけられる管理機能も備わっています。必要な情報がまとまっているので、困ったときにも活用できるでしょう。
板橋区の住みにくい点は?
レジャー施設がない
板橋区は古くから栄える商店街がある一方で、大きなショッピングセンターやレジャー施設は多くありません。落ち着いた雰囲気が魅力ですが、言い換えれば都会らしさには少し欠ける面があります。
休日に友人と遊ぶ際は新宿や池袋などに出る必要があるので、人によっては不便に感じてしまうでしょう。都会らしい、華やかな雰囲気の街に住みたい方には不向きと言えます。
外国人が多いエリアも
家賃相場の安い板橋区ですが、団地が多いことも特徴として挙げられます。
とくに有名なのが、高島平駅と新高島平駅に広がるUR賃貸住宅の「高島平団地」。UR賃貸住宅の中で最大規模を誇り、1DKで家賃5万円台からと安く住めます。礼金や更新料、仲介手数料も取られません。
ただし、UR賃貸住宅は誰でも住みやすい分、海外の方からも人気が高いです。周辺に住んでいると、文化の違いなどから何らかのトラブルに発展する可能性も考えられます。
浸水リスクがある
板橋区は台風時の浸水リスクも懸念されます。
板橋区の北側には、一級河川の荒川が流れています。ハザードマップを見ると、荒川氾濫時に三田線沿線の西高島平駅~蓮根駅周辺で5.0m以上の浸水が予測されていました。
周辺に住む場合は、万が一の場合に備えた対策が必要となります。
板橋区をもっと知りたい
板橋区は庶民的な雰囲気があり、物価が安い点からも、生活費を抑えて暮らしたい人におすすめです。一方で、荒川氾濫時の被害が懸念される点や、大型商業施設・レジャー施設が少ない点には注意しましょう。
同じ板橋区内でも、駅によって雰囲気や特徴は異なってきます。それぞれの駅を比較しながら、自分に合った街を探してみてください!