東京都の北東部に位置する「葛飾区」。「こち亀」の亀有駅や「男はつらいよ」の柴又駅など、有名作品の舞台となった街があることでも知られています。
今回は自然環境や家賃相場などを踏まえ、葛飾区の住みやすさを解説します!
目次
葛飾区の立地や特徴は?
隣は埼玉や千葉
葛飾区は東京都の北東部に位置します。都内では足立区、墨田区、江戸川区と隣接。さらに、東側は江戸川を境に千葉県松戸市・市川市、北側は大場川を境に埼玉県三郷市・八潮市と隣接しています。
7路線が利用できる
葛飾区を通る路線は、JR総武線、JR常磐線、京成本線、京成押上線、京成金町線、京成成田空港線(成田スカイアクセス線)、北総線の7つ。主に、JR線は区の北部と南部を走り、京成電鉄が区の中央部を占めています。総武線を使えば、都心の「秋葉原駅」や「新宿駅」へも1本でアクセス。成田空港線を使えば成田空港へも1本で向かえるので、出張や旅行にも便利です。
ドラマや漫画の舞台
葛飾区は「男はつらいよ」の「柴又駅」や、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の「亀有駅」など、ドラマや漫画の舞台となった街が多いのも魅力のひとつ。
柴又駅には寅さん、亀有駅には両津勘吉の像もあり、多くのファンが訪れます。
また、どちらの作品でも見られるような人情味あふれた雰囲気があるのも特徴。新小岩駅の「ルミエール商店街」など古くから栄える商店街も多く、情緒あふれるエリアです。
葛飾区は再開発ラッシュ!
葛飾区は長年、下町の雰囲気が残る街として親しまれてきました。しかし、近年は人口の減少や、建物の老朽化による災害時のリスクが問題視されています。より安心して暮らしやすい街へと変化していくため、区内では複数のエリアで再開発が進められています。
新小岩駅で地上39階の複合施設
区内でも代表的な繁華街である「新小岩駅」では、南口の再開発が予定されています。駅前には住宅を含む地上39階のビルや、店舗・事務所を中心とした地上9階・地上12階の施設がそれぞれ建設予定。約580戸の住宅や商業施設が入ります。完成予定日は2029年度となっています。
出典元:三井不動産レジデンシャル
京成立石駅で地上34階の複合施設
「京成立石駅」では、京成押上線の連続立体交差事業と連携しながら再開発が進められています。対象となるのは、駅の南側に位置する約1.3ヘクタールのエリア。地上34階・地上3階のビルが建設され、下層階には店舗も入る予定とされています。完成目安は2031年度となっています。
出典元:葛飾区役所
金町駅で地上40階の複合施設
JR線と京成線が交わる「金町駅」「京成金町駅」エリアでも、再開発が進められています。
出典元:葛飾区役所
もともと金町駅は、大正6年に「三菱製紙中川工場」が建設されたことにより、周辺も大きな発展を遂げてきました。平成15年に工場が閉鎖されてからは、東京理科大学の誘致や大規模住宅開発など、工場跡地を利用した新たな街づくりが行われています。
今後は北口の魅力向上を目的とし、住宅を含む地上40階のビルが建設予定。低層部には区民事務所やバンケットホールなどの公共施設が入るほか、自動車教習所が再整備予定とされています。周辺には住民の交流の場とも言える広場も建設予定で、完成目安は2030年頃とされています。
葛飾区の家賃相場は?
葛飾区の家賃相場は、ワンルームで6.27万円です。千葉県や埼玉県寄りに位置し、都心から離れている分、都内でも家賃相場はかなり安いエリアとなっています。
葛飾区の 家賃相場 | 江戸川区の 家賃相場 | 墨田区の 家賃相場 | |
---|---|---|---|
1R | 6.27万 | 6.31万 | 9.38万 |
1K | 7.13万 | 7.11万 | 8.94万 |
1DK | 8.11万 | 8.58万 | 11.07万 |
1LDK | 11.96万 | 12.16万 | 14.99万 |
2DK | 9.34万 | 9.41万 | 14.72万 |
2LDK | 19.97万 | 16.24万 | 21.51万 |
※LIFULL HOME'S調べ(令和5年時点)
隣接する区で比較すると、江戸川区が6.31万円、墨田区が9.38万円でした。周りの区と比べても安く、生活費を抑えたい人には狙い目。ちなみに1LDKでも11.96万円となっており、2人暮らしにもおすすめです。
区内でもとくに家賃相場が安いのが、「新柴又駅」や「柴又駅」です。それぞれ北総線、金町線と利用できるのが1路線のみのため、家賃相場が安くなっていると考えられます。一方、「新宿駅」にも約30分で向かえる「新小岩駅」は家賃相場がやや高め。駅によっても相場は異なるので、予算にあわせて検討してみてください。
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住みやすい街には、いくつか共通する項目があります。
住みやすい街の特徴
- 空き巣や窃盗などの犯罪が少なく治安が良い
- 街の雰囲気が良い
- 都内の主要駅へのアクセスがよい
- 家賃相場が安い
- 駅前の買い物環境が充実している
今回は上記を踏まえて葛飾区で住みやすい街をランキング形式で紹介します。
住みやすさ1位は亀有
亀有の住みやすい点
- 近くには環状七号線も通っており、交通の便に関しては非常に恵まれている
- 駅前にはフィットネスクラブや家電販売店のノジマ、家具専門店のニトリを内在するイトーヨーカドーがある
- 個人商店も多く、当然競合店が多くなるので、物価は比較的安い
- 商業気質な方が多く家同士、店同士のつながりが深い街
とにかく人柄がいい街。商店街もありアリオもありどんどん人が増えている。保育園もいっぱいできて、働く場所もたくさんある。病院もあり、困るところがない。ヤンキーやおかしな人も見かけず治安も良い。
公園が多く、無料の動物園がある。バスもいっぱい走っておりディズニーも近い。治安も良く、大きい事件はあまり聞いたことがない。以前は高齢者世代が多かったですが、建設ラッシュもあり子育て世代がたくさん流入してきていて、明るい雰囲気に変わった。こどもむけの習い事やカフェもとても増えてきている。
駅前が充実している
亀有駅には大型商業施設や飲食店が多数あり、駅前でさまざまな用事を完結できます。駅を出てすぐには「松屋」や「モスバーガー」、「丸亀製麺」といったチェーンの飲食店がズラリ。誰でも使いやすく価格も安いので、1人暮らしの方は特に重宝するでしょう。「コメダ珈琲店」や「ベックスコーヒーショップ」などのカフェも多く、駅でのちょっとした休憩にも役立ちます。
駅前の「イトーヨーカドー」には「ニトリ」や家電専門店の「ノジマ」も入っているので引っ越してすぐにも重宝します。
住みやすさ2位は柴又
柴又の住みやすい点
- 物価や家賃が安い
- レトロな商店街がある
- スーパーが豊富
- 治安がよい
- 緑豊か
下町のしみじみした雰囲気が好きな方には非常に魅力的な街。柴又帝釈天を中心にお団子屋さんやお蕎麦屋さん、土産物屋さんが広がり、食事面・観光面ともに非常に充実している。男はつらいよのロケ地でもあり、寅さん、渥美清さんゆかりの場所も多数ある。
東京都内でありながら、そんな「ザ・下町」の雰囲気に浸ることができ、都会の喧騒を忘れることができる。柴又は街並みも非常に静かで、かつ下町ならではの人情味に溢れており、あたかも昭和の時代にタイムスリップしたかのような非日常的な時間を過ごせる魅力的な街。
レトロな雰囲気を味わえる
東京都葛飾区にある「柴又駅」は、都内でも下町感の漂う街として知られています。駅周辺には個人商店が並んでおり、都内でも比較的物価が安いエリア。学生や新社会人など、生活費を抑えて暮らしたい方にはぴったりです。
駅をでた瞬間に昔にタイムスリップしたような、レトロな雰囲気を楽しめます。
住みやすさ3位は金町
金町の住みやすい点
- 格安物件が多くあり、都心の値段以下で倍の広さで住める
- 夏は江戸川の花火大会が見れる
- 駅の反対側は昔ながらの商店街がある
閑静な住宅街で静かに過ごせる。東京都の中では比較的家賃が安いので、あまり家賃にお金をかけたくない人や、節約したいという方におすすめ。スーパーやドラッグストア、コンビニが近くにあるので買い物に困らない。近くに馬のいる公園があるなど大きな公園もあるのでもあるので気分転換したいときは散歩をしに行ったりできます。
畑が多いので野菜などを個人で販売している所が多くありスーパーで買うよりも格安で手に入れることができる。また、公園も多いので夏はお祭りがあちらこちらで開催し子供がいる人はとても楽しめると思う。
個人経営の居酒屋さんがあちらこちらにありチェーン店では味わえないそこだけの味を楽しめる。街の人も親切な方が多くすれ違うと挨拶をしてくれる暖かさがある地域。
駅前の利便性がよい
駅周辺にスーパー3軒あり、駅5分以内にはコンビニも複数あり、ファストフードやレストラン、居酒屋、ドラッグストアなど日常生活に必要である施設は全て揃っています。
徒歩圏内には、水元公園という大きな公園もあって季節毎の花や水辺でリラックスすることも出来るので、人混み疲れなどの際にはふらっといけるのも魅力です。
住みやすさ4位は新小岩
新小岩の住みやすい点
- 駅の南口には大きなルミエール商店街があり、日常生活で必要なものに関しては新小岩で一通り揃う
- お店に関してマック、吉野家、すきや、リンガーハットや居酒屋などチェーン店が多い
- 大衆酒場が多く手ごろな値段なのに、美味しいお店が多い
駅前に朝からやっているファーストフード店やカフェ、夜遅くまでやっている居酒屋など朝から夜まで外食で困ることがない。各駅と快速両方とまるので、都心はもちろん、千葉神奈川埼玉も様々なところにアクセスしやすい。道が広いところが多いので歩きやすく、夜も裏道に入らなければ街頭や人通りがあるので安心できる。
駅の近くには新小岩公園という大きな公園があり、スポーツやピクニックができたり、たまに大きなフードイベントが開催されるので幅広い年齢の人が楽しめる。また駅から少し歩くとイムスという大きな病院もあるので、何かあっても救急で診てもらえるという安心感がある。
全長420mの大型商店街がある
南口にあるルミエール商店街。全長420m、約140店舗のお店が軒を連ねる葛飾区の中でも活気ある商店街です。アーケードなので雨の日でも、ゆっくり買い物できます。
TSUTAYAや居酒屋、ドラックストア、スーパー、コンビニもあり歩いている人も多く活気がある商店街です。
住みやすさ5位は京成立石
京成立石の住みやすい点
- 大衆酒場が多く「せんべろの街」として有名
- 昔ながらの商店街や下町風情が色濃く残っている
- 家賃や物価が安い
- 商業施設やタワーマンションが建設されており今後さらに利便性があがる
とにかく夜が静か。23区はどこもうるさいと思っていたが、車の音も聞こえない(細い道なので車の行き来があまりない)し、叫び声とか、若者のうるさい声も皆無。コンビニ、スーパー、家電量販店、病院、駅、バス停、ファミレス、回転寿司、居酒屋、ファストフード店などすべて徒歩5分から10分にある。コロナ禍だった時も出前でいろいろ選べたので特に苦ではなかった。
エプロン姿のおばさんの井戸端会議など下町情緒が残っているのも魅力。ご近所付き合いがすっかり根付いているので、治安もいいと思う。地域のお祭りも規模は大きくないけど充実していて、特に立石さくらまつりは桜並木が壮観で、地元の団体の出店も多く、人気がある。
公園もたくさんあり、子供がいる人にはとても住みやすい街。電車もバスも頻繁に来るので交通の便がいい。お店もたくさんあって外食も困らないし、病院などもたくさんあるのでいざというとき助かる。区役所も駅から近いので行きやすい。昔ながらの下町っていう感じがあって商店街の人などとても愛想がよく和気あいあいとしてくれる。駅前で工事をしているため完成したらもっと住みやすい街になると思う。テレビでも紹介されるお店も数多くあるのでそれも楽しみ。
レトロな雰囲気が残る街
赤提灯の呑み屋街や、昔ながらの商店街があったりとレトロな雰囲気が残っています。お惣菜屋さんや、焼鳥屋が安く利用でき外食派でも住みやすい街です。「せんべろの街」の街として有名な京成立石ですが現在大規模な再開発が行われています。すべて完成すると3棟のタワーマンションや商業施設が誕生し、街の風景は大きく変わるかもしれません。完成目安は2031年度となっています。
葛飾区住人の平均年収は?
総務省の調査によると、葛飾区住人の平均年収は338万円です。手取りはおよそ月額22~23万円になります。
23区の平均年収 | |||
---|---|---|---|
区 | 年収 | 区 | 年収 |
港区 | 1,023万円 | 練馬区 | 408万円 |
千代田区 | 848万円 | 江東区 | 408万円 |
渋谷区 | 736万円 | 中野区 | 405万円 |
中央区 | 595万円 | 台東区 | 404万円 |
目黒区 | 587万円 | 墨田区 | 364万円 |
文京区 | 575万円 | 北区 | 356万円 |
世田谷区 | 534万円 | 板橋区 | 355万円 |
新宿区 | 501万円 | 荒川区 | 355万円 |
杉並区 | 449万円 | 江戸川区 | 353万円 |
品川区 | 447万円 | 葛飾区 | 338万円 |
豊島区 | 425万円 | 足立区 | 335万円 |
大田区 | 411万円 | - | - |
出典元:※年収は総務省「課税標準額段階別令和1年度分所得割額等に関する調」より「課税対象所得÷納税義務者数」にて算出
東京23区内で比較すると、1番年収が低いのは335万円の足立区。次いで葛飾区となっており、都内でも平均年収が低いエリアだと分かります。
住人の平均年収はそのエリアの物価とも関連しており、葛飾区は安いスーパーや商店街が多め。学生や新社会人など、なるべく生活費を抑えて暮らしたい人におすすめです。
葛飾区の子育て支援の特徴は?
葛飾区は独自の子育て支援が充実しており、とくに子育て世帯への経済負担軽減を目的としたサービスが多いのが特徴です。
第3子は保育料免除
保育料に関しては、子どもが増えるごとに負担額が減免される仕組みになっています。例えば認可保育所の場合、第2子は住民税額に応じて定める保育料の50%が減免、第3子は保育料免除となっています。
自転車の購入費助成
小学生未満の子どもを2名以上養育している方を対象とした、三人乗り自転車の購入費助成も行われています。助成額は購入金額の2分の1で、上限は5万円。送り迎えや買い物で自転車を使う人にとって嬉しい制度です。
妊婦を対象としたマタニティパス
さらに、妊婦を対象とした「マタニティパス」の交付も行われています。「マタニティパス」とは、5,500円分をチャージした交通系ICカードのこと。妊婦の外出支援を目的としたもので、検診などで外へ出る際に役立ちます。
2年連続で待機児童は0人
葛飾区は令和3年以降、2年連続で待機児童0人を達成しており、23区の中でも比較的保育園に入れやすい区となっています。
葛飾区の待機児童の推移 | |
---|---|
0~5歳 | |
H31 | 54人 |
R2 | 21人 |
R3 | 0人 |
R4 | 0人 |
葛飾区の治安状況は?
人口100人あたりの犯罪件数で比較したところ荒川区は23区の中でも犯罪発生率の少なさは11位。
※犯罪認知件数÷各区の総人口×100人の犯罪発生率で比較
※犯罪件数は2021年の1年間の犯罪件数(警視庁)
犯罪発生率は0.495%と1%を切っており安心して住める区です。葛飾区の中でも特に治安が良い場所・悪い場所はこちらにまとめてあります。
【豆知識】人気エリアに3万円台で住むコツ
一人暮らしで治安の良い場所に住むなら「クロスワンルーム」がおすすめです。
三軒茶屋や中目黒など治安の良い人気エリアに家具家電付きで、家賃も38,000円から借りれます。
シェアハウスも借りれますが、個人的には気を使わないワンルームがおすすめです。
公式サイトクロスワンルームの公式はこちら葛飾区の新築・分譲一戸建ての相場は?
葛飾区の新築・分譲一戸建ての相場は、2,780~7,590万円です。
東京23区で比較すると、1番相場が高いのが港区で14,980~17,480万円。そのほか、渋谷区、新宿区、目黒区などの都心も、最低価格は6,000万円台となっています。
最低価格が2,000万円台からとなっているのは葛飾区と江戸川区のみ。江戸川区の相場は2,790~7,900万円で、葛飾区は都内で1番相場が安くなっていました。言い換えれば、都内では1番手が届きやすいエリアです。
葛飾区の相場が幅広いのには、物件数の多さが挙げられます。例えば、港区、渋谷区、新宿区は物件が10件程度しかないのに対し、葛飾区は70件以上となっていました。葛飾区はさまざまな価格帯から物件を選びやすいと言えるでしょう。長く住む予定がある方は、賃貸以外に住宅購入も検討してみてください。
葛飾区の自然環境は?
葛飾区は川に囲まれた地形が特徴。東側には江戸川、西側には荒川、中央部には中川が流れています。川沿いののどかな景色を楽しめるうえに、区内には大きな公園を充実しています。
「金町駅」からバスで7分ほどの場所にあるのが「都立水元公園」です。
面積は約10ヘクタールにおよび、遊具広場やドッグランもあるので、家族やペットを連れて楽しめます。6月頃には園内1万4千株の花菖蒲が咲き誇るのも見どころのひとつです。
同じく「金町駅」から徒歩20分ほどにある「新宿交通公園」は、乗り物好きのお子さんがいる家庭におすすめ。
園内にはバスや消防車の展示があるほか、園内にある自転車やゴーカートに乗ることも可能。土日祝日には有料のミニSLも走っています。乗り物にたっぷり触れながら、交通ルールも学べる公園です。
同様に交通公園の機能を備えているのが、「亀有駅」を最寄りとする「上千葉砂原公園」。SLの展示や、無料貸し出しの自転車で走れる模擬道路があります。
上千葉砂原公園は、無料のミニ動物園が併設されているのも魅力。ウサギやモルモットを触れたり、ポニーの乗車体験ができたりと、気軽に動物たちと触れ合えます。
葛飾区の住みにくい点は?
水害のリスクがある
葛飾区は周りを川に囲まれているため、大雨が降った際には水害のリスクがあります。
とくに大きな被害が予想されているのが、「亀有」「四つ木」「小菅」などの西側の地域です。例えば、荒川が氾濫した場合には、広い範囲で3m以上~5m未満の浸水が予測されていました。江戸川や中川が氾濫した場合でも0.5m以上~3m未満の浸水が想定されており、普段から水害時の備えをしておく必要があります。
大型商業施設がない
昔ながらの商店街も栄える葛飾区ですが、一方で大型商業施設は多くありません。「亀有駅」など駅ビルを備えた駅もあるものの、ほとんどの駅にはショッピングを楽しめるような施設はなく、休日に買い物をする際には他の駅まで出る必要があります。再開発で数年後には利便性があがるかもしれませんが現時点で女性同士のランチやデートで使えそうなおしゃれな飲食店も少ないので、人によっては物足りなく感じてしまうかもしれません。
犯罪が多いエリアがある
また葛飾区は物価が安いこともあり、そのぶん幅広い人が住んでいます。SNS上では街で歩きタバコをする人や、ポイ捨てをする人も多いとの声も見受けられました。なかにはこうしたマナーが気になる住民も見かけられるので注意しましょう。
警視庁が発表している犯罪認知件数を見ると、とくに「新小岩駅」や「亀有駅」の周辺で犯罪件数が多くなっています。どちらも繁華街で多くの人が集まることから、犯罪が起きやすくなっていると考えられるでしょう。治安重視の方は避けるのがおすすめです。
まとめ
葛飾区は自然の多い環境で、物価の安さも魅力の街です。レジャースポットや大型商業施設は少なめですが、今後再開発が進む中で、より暮らしやすい街へと変化していくことが期待できます。
葛飾区の中でも駅ごとに特徴が異なるので、自分に合った場所を探しみてください!