ワンルームや1Kによくある「ロフト付き物件」。ロフトは寝室や荷物置き場としても利用できるため魅力を感じる人も多いのではないでしょうか?
しかしランサーズで住み心地のアンケートをとってみたところ「ロフトはやめとけ」という意見も多くありました。
今回は実際に住んでいる人の体験談を交え、ロフト付き物件のデメリットとメリットを紹介します。
ロフト付きに住もうか迷っている人は、ぜひ読んでみてください。
目次
ロフト付き物件のデメリット
200人を対象にロフトの住み心地についてアンケートを取ったところ、「悪かった」と答えた人が55%と最も多い結果となりました。
ロフトが不便だった人の意見まとめ
- 温度管理の大変さ・・29%
- 騒音・・25%
- 圧迫感・・21%
- 通気性のなさ・・12%
- 電気代の高さ・・10%
- 電球の交換が手間・・3%
「悪かった」と回答した人たちの理由をそれぞれ紹介していきます。
1夏はとても暑い
「悪い」と回答した人のうち、およそ30%の人が温度管理の大変さを挙げていました。
暑い空気は上に溜まりやすいため、夏場のロフト部分は非常に暑いです。クーラーをつけても冷たい空気は下に溜まるため、熱帯夜は熱中症になるリスクがあり危険です。
ロフトで寝ることに憧れがあり、一人暮らしを始めたときロフト付きの物件を選んだ。でも実際に住んでみたら夏は暑いし冬は寒い!寝ぼけると天井近くて頭打つし全然快適じゃなかった。
時間がかかる
20代男性
とにかくロフトは暑い!!暖気は上に寒気は下にいくから、クーラーつけても下ばかり涼しくなる。冷房をガンガンかけると上も涼しくなるけど時間がかかる。
2雨音や足音がうるさい
ロフトは天井に近いため、音や振動が伝わりやすいです。人の足音や、屋根に当たる雨音が響くため音に敏感な人はストレスになります。
クレームがきた
20代女性
下の中年男性から「足音がうるさい!」とクレームがきたことがある。ロフト部分で寝ているらしく、普通に歩いたりお風呂に入ったりするだけでもガンガン怒ってきて怖くて引っ越した…。
すごい音
20代男性
ロフトで寝ているときに強い雨が降るとボタボタ!!と凄い音がする。家賃が安くて部屋もそこそこ広かったが睡眠不足になり結局1年も経たず引っ越した。
3圧迫感がある
ロフト付き物件は建築基準法で「天井が1.4m以下」と決められています。立つことができず中腰で移動するしかありません。また天井が低いため、ロフトで寝ると圧迫感や窮屈さを感じます。
トイレが面倒
20代男性
天井が近いと圧迫感で睡眠が浅くなる。息苦しいしトイレに行くのも、いちいち降りないといけないので面倒。
窮屈になった
30代女性
最初は秘密の部屋みたいなワクワク感があったが、毎日寝るには窮屈になってくる。結局一週間でロフトに寝るのはやめた。
4通気性が悪い
ロフトは通気性が悪いため、湿気がこもりカビが生えやすいです。寝室代わりにロフトを使うと湿気の多さから布団にカビやダニが発生しやすくなります。
床がカビた
30代男性
ロフトに布団を敷いて寝てたら床がカビた。カビ対策で、すのこを敷いてたのにあまり意味がなかった。
空気が循環されない
30代女性
荷物置き場としてバッグや服を置いていたらカビ臭くなった。定期的に換気をしていたけど天井近くなので空気が循環されにくくて対策に困った。
5電気代がかかる
天井近くのロフト部分は熱気がこもりやすく快適に過ごすには冷房を強めに設定したり、サーキュレーターなどで風を循環する必要があります。常にエアコンを稼働させる必要があり夏場は電気代が高くなります。
1万円超え
20代女性
夏場は常にエアコンをフル稼働してたため電気代が1万を超えて驚いた…。古いエアコンだったので冷房の効きが悪かったのも電気代がかかった原因だった。
6電球の交換が手間
ロフト付き物件は「天井の高さが2.1m以上」と決められています。通常の物件より天井が高いため電球が切れた場合、取り換えが大変です。業者に頼むか、脚立を購入する必要があります。物件によっては管理会社が交換してくれることもあるので、電球が切れる前に確認しておくとよいでしょう。
間接照明を買った
30代女性
天井が高すぎて電球ができなかった。電球を交換するためだけに脚立を買うのもバカらしかったので間接照明をいくつも買って部屋を明るくしていた。
ロフト付き物件の家賃が安い理由は?
家賃は専有面積が広くなるほど高くなります。しかし建築基準法でロフト部分は「部屋」ではなく「収納場所」と位置づけのため床面積には含まれません。
広さにカウントされないためロフトがあるから家賃が高くなるということはありません。
またロフト付き物件は、空調が効きづらい、防音性が低い、湿気がたまりやすいなどデメリットが多いため退去する人も一定数います。
空き室状態では、大家さんはその分の家賃収入を得られません。結果、空室期間を少しでもなくそうと家賃も安くなる傾向にあります。
こんな不動産屋は要注意!
SUUMOやHOMESで、まれにロフトを含んだ面積で掲載されている場合があります。これは少しでも部屋を広く見せるための「意図的なミス」です。
そういった記載をする不動産屋は、売上ノルマを優先している可能性が高く避けた方がよいでしょう。
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ロフトが向いてない人まとめ
- 休みは家で過ごしたい
- 光熱費を抑えたい
- 眠りが浅い
- お酒をよく飲む
- 掃除が苦手
ロフトで快適に過ごすためにはエアコンをフル稼働させる必要があり通常よりも電気代がかかります。
またロフトは木造アパートが多く防音性も低いため音に敏感なストレスに感じます。これらは内見のときには分からない情報です。
「ロフトがついてて家賃も安い」だけを決め手にすると住んでから後悔します。部屋を探す時はロフトだけに拘らずに複数の物件を内見して総合的に判断した方がよいです。
ロフト付き物件のメリット2選
ロフトが便利だった人の意見まとめ
- 収納スペースに使える・・50%
- 開放感がある・・35%
- その他・・15%
続いてロフト付き物件に住んで便利だったという意見をまとめました。
1収納スペースに使える
ロフトに物や服を収納すれば、普段の生活スペースを広く使えます。ただし梯子を上って置くため、テレビや冷蔵庫など重たいものはおけません。片手で持って上がれるものに限られます。
たくさん置ける
20代女性
クレーンゲームで取ったぬいぐるみなど場所をとるけど捨てれないものは全部ロフトに置いている。部屋も明るくなるし、たくさん置けるので重宝する。
20代男性
漫画喫茶のようにしたくて、ロフトに限界まで漫画を置いている。気が向いた時に読みに行けてリフレッシュ空間になっている。
2開放感がある
ロフト付き物件は「天井の高さが2.1m以上」と決められています。通常の物件より天井が高いため解放感があります。
内見で一番よかった
20代女性
一人暮らしするために、いくつも内見したが、同じ面積でもロフト付き物件が一番広く感じた。実際に住んでもそこまで狭く感じない。
頭を打つ
20代女性