東京の東南部に位置し、東京湾に隣接する「江東区」。「お台場」や「豊洲市場」など、人気の観光スポットがあるエリアとしても知られています。
今回は家賃相場や自然環境などを踏まえ、江東区の住みやすさを解説します!
目次
江東区の立地や特徴は?
江東区は東京都の東南端に位置します。西に隅田川、東に荒川が流れ、南の大部分は東京湾に面しているのが特徴。川や海を挟みつつ、大田区、品川区、港区、中央区、墨田区、江戸川区に隣接しています。
江東区は大きく、3つのエリアに分けられます。
「門前仲町駅」や「清澄白河駅」などがある北西側は「深川エリア」。隅田川に近く、下町情緒あふれる雰囲気が魅力のエリアです。
「亀戸駅」がある北東側は「城東エリア」と呼ばれています。亀戸天神社や砂町商店街などの観光スポットも多く、休日は街歩きを楽しめるでしょう。
「豊洲駅」や「台場駅」などがある南側は「臨海部エリア(湾岸エリア)」。近年は大型商業施設やタワーマンションの建設も進み、先進的な雰囲気を持ち合わせています。このように、エリアごとに全くカラーが異なるのが、江東区の特徴とも言えます。
電車は計10路線が通っています。
江東区を通る路線一覧
- JR総武線
- 京葉線
- 東京メトロ東西線
- 有楽町線
- 半蔵門線
- 都営地下鉄新宿線
- 大江戸線
- りんかい線
- ゆりかもめ
- 東武亀戸線
多くの路線が行き交っているため、どこへ住んでいても都心へのアクセス性は抜群。東西線や半蔵門線を使えば「大手町駅」、総武線や都営新宿線を使えば「新宿駅」へもダイレクトで向かえ、通勤・通学はもちろん、お出かけにも便利な立地です。
江東区の家賃相場は?
江東区の家賃相場は、ワンルームでも10.15万円と高めです。
江東区の 家賃相場 | 江戸川区の 家賃相場 | 港区の 家賃相場 | |
---|---|---|---|
1R | 10.15万 | 6.31万 | 14.39万 |
1K | 9.57万 | 7.11万 | 11.81万 |
1DK | 11.73万 | 8.58万 | 16.07万 |
1LDK | 15.90万 | 12.16万 | 26.21万 |
2DK | 14.53万 | 9.41万 | 28.13万 |
2LDK | 23.45万 | 16.24万 | 37.56万 |
※LIFULL HOME'S調べ(令和5年時点)
隣接する区では、大田区が7.75万円、品川区が9.33万円、港区が14.39万円、中央区が12.25万円、墨田区が9.36万円、江戸川区が6.32万円となっていました。港区や中央区よりは安いものの、江東区は周辺と比較しても家賃相場の高いエリアだと分かります。
なかでも家賃相場が高いのが、「辰巳駅」や「新豊洲駅」などの湾岸部エリアです。一方、「南砂町駅」や「東大島駅」などは、それぞれワンルームの相場が7~8万円台と安くなっていました。江東区で少しでも家賃を抑えて暮らしたい方は、城東エリアで探すのがおすすめです。
家賃相場は通っている路線や、急行の停車有無などによっても変わってきます。アクセス面を優先するのか、家賃を優先するのか、自分の重視するポイントにあわせて検討してみてください。
【豆知識】家賃10万で1LDKに住むコツ
子どものいる家庭や、転勤の可能性が低く引っ越しをあまり考えていない方には、持ち家の購入もおすすめです。
例えば月額10万円の支払いで3850万(金利0.5%の場合)の物件を購入することができます。
コストを抑えたい場合には「リノベ不動産」が便利です。
リノベ不動産が実際に手掛けた物件
中古物件を自分好みに改修し、費用を抑えつつ理想の住まいを手に入れることができます。
江東区住人の平均年収は?
江東区住人の平均年収は408万円です。手取りはおよそ月額27万円になります。
23区の平均年収 | |||
---|---|---|---|
区 | 年収 | 区 | 年収 |
港区 | 1,023万円 | 練馬区 | 408万円 |
千代田区 | 848万円 | 江東区 | 408万円 |
渋谷区 | 736万円 | 中野区 | 405万円 |
中央区 | 595万円 | 台東区 | 404万円 |
目黒区 | 587万円 | 墨田区 | 364万円 |
文京区 | 575万円 | 北区 | 356万円 |
世田谷区 | 534万円 | 板橋区 | 355万円 |
新宿区 | 501万円 | 荒川区 | 355万円 |
杉並区 | 449万円 | 江戸川区 | 353万円 |
品川区 | 447万円 | 葛飾区 | 338万円 |
豊島区 | 425万円 | 足立区 | 335万円 |
大田区 | 411万円 | - | - |
出典元:※年収は総務省「課税標準額段階別令和1年度分所得割額等に関する調」より「課税対象所得÷納税義務者数」にて算出
東京23区全体で見ると、1番年収が高いのは港区で1,023万円。1番低いのが335万円で足立区となっています。
23区の平均は487万円で、江東区は平均よりもやや低め。相場の高い順に並べると、12位に位置していました。
江東区で住みやすさ抜群の街ランキングTOP5
住みやすい街には、いくつか共通する項目があります。
住みやすい街の特徴
- 都内の主要駅へのアクセスがよい
- 周辺環境に対して家賃相場が適正
- 治安が良い
- 駅前の買い物環境が充実している
- 街の雰囲気が良い
今回は上記を踏まえて江東区で住みやすい街をランキング形式で紹介します。
※平均家賃相場はLIFULL HOME'S調べ(令和5年時点)
住みやすさ1位は亀戸
亀戸の平均家賃相場
ワンルーム | 8.14万円 |
---|---|
1K | 8.65万円 |
1DK | 10.54万円 |
1LDK | 14.70万円 |
2DK | 10.96万円 |
2LDK | 22.09万円 |
広い公園や広場が多く、学校や保育園、病院(特に歯医者)、飲食店やスーパーなども多いので単身世帯から子育て世帯まで幅広い年齢層の人が住みやすい街だと思います。駅周辺は人通りも多く、お店等も多いので賑わっていますが、駅から少し離れるとほぼ住宅街なので静かで生活しやすいです。
バスは全て始発
20代男性
交通の便も悪くないので都心にも比較的出やすく、バスは全て始発なので行き先と時間帯によっては確実に座れます。ディズニーリゾート行のバスも始発で出ている為、乗り換えなしでラクに行けるので便利です。区役所まで距離がありますが、駅から区役所行のバスも出ており、駅前のリリオ7階には区民事務所もあるので簡単な手続きや書類も取れるので助かります。地元民しか行かないであろうお店もあり面白いです。
人情味あふれる街
20代女性
下町の風情がしっかり残っていて人情味あふれる街。買い物は地元でも都心へ出るのでも両方便利です。隣の錦糸町には歩いていける距離でオリナスやアルカキット、テルミナ、パルコ、丸井、の商業施設もあれば亀戸にはアトレも利用できます。
亀戸が住みやすいワケ
亀戸は下町ならではの雰囲気をもつ町です。亀戸駅前は非常に栄えていて、駅ビルのアトレもあり、居酒屋などの飲食店も多くて飽きがきません。亀戸クロックという商業施設も新たにオープンし、更に活気がある街になってきています。街の詳細はこちらにまとめてあります。
住みやすさ2位は豊洲
豊洲の平均家賃相場
ワンルーム | 11.57万円 |
---|---|
1K | 10.52万円 |
1DK | 16.06万円 |
1LDK | 19.26万円 |
2DK | - |
2LDK | 27.07万円 |
不便しません
40代女性
徒歩圏内に大型スーパー(ビバホーム、イトーヨーカドー、イオン)があります。また「ららぽーと」もある為買い物には不便しませんし何より映画好きとしては終電が無くなるような時間帯に見終わるレイトショーも気にせず観ることが出来ます。子育てする家庭においては小学校がすぐ近くにあり、通学には大変便利です。
公的手続きも気軽
30代女性
役所が出張所が駅前にある為簡易的な公的手続きも気軽に行えます。そして何より一番助かるのが羽田空港までのリムジンバスの停留所が駅前にある事です。朝から夕方遅い時間まで運航しており、飛行機をよく利用する人にとっては大変立地が良い場所ではないかと思います。車でも高速で20分の距離なので移動時間も苦になりません。
商業施設がある
30代男性
商業施設があるので服や友人へのプレゼントもすぐ買うことができます。また、スーパーも近くに4軒くらいあり、少し歩けば大きなイオンもあるのでとても便利です。100円ショップやホームセンターや薬局、またコンビニなども近くにあるのでいつでも買いたい物を買うことができます。
豊洲が住みやすいワケ
豊洲駅前は大型ショッピングモールが充実しており多彩なジャンルのお店が200店舗以上も入っています。海沿いを一周歩くことができたり、子供用の公園も数えきれないくらいあるので散歩や気分転換にもピッタリです。
そんな豊洲では、さらに再開発が進められています。対象となるのは、「アーバンドック ららぽーと豊洲」と晴海通りに挟まれたエリア。「(仮称)豊洲 4-2 街区開発計画」として進められており、A棟・B棟の2棟が建設される予定です。
棟にはオフィスや店舗のほか、インキュベーション施設やシェア企業寮などが入る予定。2つの棟の間には中心広場が設けられるとされています。
2棟は2025年6月竣工予定。再開発が進む中で、豊洲駅はより暮らしやすいエリアと変化していくことが期待できます。
住みやすさ3位は南砂町
南砂町の平均家賃相場
ワンルーム | 7.83万円 |
---|---|
1K | 8.64万円 |
1DK | 9.49万円 |
1LDK | 13.65万円 |
2DK | - |
2LDK | - |
自然に触れられる
30代女性
江東区は緑や川が多くて、緑道公園や木場公園、猿江公園など、自転車で行ける範囲に緑の多いスポットや、川の流れるスポットがたくさんあります。都会ではあるものの、自然に触れられる機会があるので、ほっとできます。休日のピクニックなどにも気楽に行けます。
買い物がとてつもなく便利
20代女性
南砂町スナモやアリオ北砂、イオン、ニトリ、ドイトなど大きな商業施設が自転車で移動できる距離にあり、買い物がとてつもなく便利です!日々の買い物はこのどれかに行けば確実に揃います。そして内科や小児科、耳鼻科、眼科、皮膚科などのクリニックもたくさんあって、お医者さんに行くにも自転車や歩きですぐに行けます。体調が悪い時病院が近所にあるので安心です。
住環境に恵まれている
40代男性
区役所も隣の東陽町駅近くにあるので、様々な手続きも行きやすいです。住環境に恵まれています。
南砂町が住みやすいワケ
南砂町駅は買い物する場所が充実しています。南砂町駅の南側にはショッピングセンター「スナモ」などの大型商業施設があり食料品の買い出しに困ることはありません。またこのスナモには、20店舗以上の飲食店があり外食にも便利です。南砂町の詳細はこちらにまとめてあります。
住みやすさ4位は清澄白河
清澄白河の平均家賃相場
ワンルーム | 10.43万円 |
---|---|
1K | 9.97万円 |
1DK | 11.34万円 |
1LDK | 16.20万円 |
2DK | 10.93万円 |
2LDK | 22.74万円 |
癒しがあり良い場所
20代女性
小名木川があり坂を登るとスカイツリーがよく見えます。その他には自然にも溢れていて近所の外はとても静かな所で住みやすい街です。夜散歩で外に出ることがあり、近くの隅田川がありよくお散歩しています。夜の隅田川はとても綺麗で都会ですが、癒しがあり良い場所です。
落ち着いた大人な雰囲気
20代女性
街全体的な雰囲気として落ち着いた大人な雰囲気があります。道路も綺麗に舗装され、オシャレな街灯や街路樹が並んでいます。交通の点でも半蔵門線と大江戸線が乗り入れていて都心部や渋谷へのアクセスも良好。街全体が綺麗に区画整理され碁盤の目のようになっているので迷子にもなりません。
緑も多く癒される
20代男性
オシャレな飲食店も多く、運河沿いを散歩するのが日課です。清澄公園という大きな公園があり緑も多く癒されます。カフェが全体的に多く、本格的なコーヒーが飲めるのも気に入っています。便利なスーパーやホームセンターもしっかりあるので、オシャレで洗練されてる上に便利さを兼ね備えています。
清澄白河が住みやすいワケ
都営地下鉄大江戸線は仕事で利用する駅にも停まるほか、羽田空港まで乗り換え一回、東京駅まで東京メトロ半蔵門線で一本で行くことができるので、出張や休日の旅行に関しても交通の便が良いのが魅力的です。普段買い物をする街にもアクセスが良いため、長時間電車に乗ったり毎回乗り換えをしたりすることなくコンパクトな生活圏で暮らすことができます。清澄白河の詳細はこちらにまとめてあります。
住みやすさ5位は門前仲町
門前仲町の平均家賃相場
ワンルーム | 10.46万円 |
---|---|
1K | 10.19万円 |
1DK | 11.94万円 |
1LDK | 15.12万円 |
2DK | 12.04万円 |
2LDK | 18.92万円 |
すべて揃っている所
50代女性
スーパー・コンビニ・飲食店・ホームセンター・薬局・神社・カラオケ店など駅からの徒歩圏内ですべて揃っている所がいいです。特にホームセンター(コーナン)が駅近であるのは便利で建材や収納棚など引っ越した際に使う物は全てここで揃えました。
お店開拓が楽
30代女性
飲食店もジャンル問わず近場にあるので、食べたいお店を探すのに手間が掛からず、徒歩で行けたりするので友達を呼んで飲みに行くのも、お店探しに時間が掛からず助かります。下町なので昔からあるお店も多いので、お店の人も気さくに話してくれて常連になってサービスしてもらったり、他のお店を紹介してもらったりしてお店開拓が楽に出来るのでとても良いです。駅近でこれだけ色んなお店が揃っている所は中々ないと思います。
飲み屋街の雰囲気がとても好き
30代男性
どちらかというと新宿側というよりは東京駅を中心に動くことが多いので、東京駅から電車で10分圏内というのはとても魅力的に感じます。裏道に入ったところの飲み屋街の雰囲気がとても好きです。仕事終わりに一杯ひっかけてから帰る、みたいな生活をするのに、ぴったりな感じだと思ってます。
門前仲町が住みやすいワケ
タワーマンションもなく、空が広くて圧迫感もありません。30分ほど歩けば銀座や東京駅に出られるほど都心に近いのに、街全体は静かで落ち着いています。居酒屋は多いですが学生が集まるような店がないので、飲み屋街とは思えないほど静かな場所です。
江東区の犯罪発生率は?
※犯罪認知件数÷各区の総人口×100人の犯罪発生率で比較
※犯罪件数は2022年の1年間の犯罪件数(警視庁)
江東区は23区の中でも犯罪発生率の少なさは9位と比較的治安が良いことが分かります。
台東区は夜のお店が少なく、区全体として落ち着いた雰囲気が広がっています。犯罪の抑止力として街には891台の防犯カメラを設置されており、防犯カメラの保守点検・修繕費用や、電気代・電柱使用料も補助してくれます。また警察と連携して地域の住民が防犯パトロールを行うなど住民の防犯意識が高さが治安の良さに繋がっています。
【豆知識】人気エリアに3万円台から住むコツ
一人暮らしで治安の良い場所に住むなら「クロスワンルーム」がおすすめです。
三軒茶屋や中目黒など治安の良い人気エリアに家具家電付きで、家賃も3.8万円台から借りれます。
全物件にスマートロックも導入しており、玄関の鍵の施解錠をスマートフォンで操作・管理できます。鍵自体が存在しないため複製やピッキングもできません。セキュリティ対策がしっかりしているのも大きな魅力です。
デメリットとしては狭いこと。家は寝に帰るだけの人に向いてます。
シェアハウスも借りれますが、個人的には気を使わないワンルームがおすすめです。
江東区の子育て支援の特徴は?
江東区はファミリー世帯も多く住んでおり、独自の子育て支援が充実しています。とくに、不安やストレスなく子育てに励めるような、親に寄り添ったサービスが多いのが特徴です。
妊娠時には、保健師などの専門職員によって「ゆりかご面接」が行われています。出産・育児に関する質問や悩みを気軽に相談できるので、初めての妊娠・出産時も安心です。
面接後はこども商品券1万円分を受け取ることが可能。商品券はベビー用品の購入やタクシー代の支払いに利用できます。
経済的支援(所得制限なし) | |
---|---|
交付金の種類 | 支給額 |
出産応援 | 5万円のクーポン |
子育て応援 | 5万円のクーポン |
区に8ヶ所ある「子ども家庭支援センター」では、「リフレッシュひととき保育」というサービスを実施しています。「リフレッシュひととき保育」とは、1人1時間につき500円で子どもを各センターに預けられる制度。出かける用事がある際や、育児で疲れてしまったときのリフレッシュにも役立ちます。
一世帯で2人以上の子どもを預ける場合は、2人目以降半額で利用できるのも嬉しいポイントです。
江東区の新築・分譲一戸建ての相場は?
江東区の新築・分譲一戸建ての相場は4,280~7,490万円です。
都内で比較すると、1番相場が高いのが港区で14,980~7,480万円。次いで渋谷区、新宿区、品川区、目黒区、台東区が6,000万円台からとなっています。
一方、最も安いのは葛飾区で2,780~7,590万円。同様に江戸川区や足立区など、都心からやや離れたエリアが2,000~3,000万円台からとなっています。都心には近いものの、江東区の相場は都内では中間ぐらいです。
注意点として、江東区の新築・分譲一戸建ての数は10件程度とあまり多くありません。とくに臨海部はマンションやオフィスビルが多く、土地が限られていることが物件数の少なさに繋がっていると考えられそうです。実際に募集物件を見ると、「亀戸駅」「西大島駅」などの城東エリアが多めでした。
同じ場所に長く住む予定の方は、賃貸だけでなく住宅購入も検討してみてください。
江東区の自然環境は?
江東区は東京湾に面しており、都内ながらも海沿いの景色を楽しめるのが魅力です。区の両側には「隅田川」「荒川」も流れており、自然豊かなエリアと言えます。
そんな環境を活かした大きな公園が、江東区内には多数見られます。
「辰巳駅」からすぐにあるのが、「辰巳の森海浜公園」。遊具は少ないものの、園内は広くて開放感があります。桜が見頃を迎える頃は、お花見スポットとしても人気です。
「辰巳駅」の隣、「新木場駅」にあるのが「夢の島公園」。野球場、アーチェリー場、陸上競技場など、スポーツ施設が充実した公園です。なかでも人気なのが、1,000種類以上の熱帯植物を育成している「夢の島熱帯植物館」。大人は250円、都内在住・在学の中学生以下は無料と気軽に入りやすいのも魅力です。
海沿い以外で人気の公園が、「木場駅」近くにある「木場公園」です。子どもが走り回れるような芝生広場があり、公園からは東京スカイツリーを望むことも可能。バーベキュー広場や東京近代美術館もあり、1日中楽しめるスポットです。
江東区は子どもと一緒に遊べるような公園が多いので、ファミリーが住むにもおすすめです。
江東区の住みにくい点は?
浸水のリスク
江東区に住む際に、最も注意すべきなのが水害です。「隅田川」と「荒川」に囲まれた地域のため、台風などで大雨が降った際には浸水のリスクが高いです。
とくに注意が必要なのが、荒川が氾濫した場合です。ハザードマップを見ると、「亀戸駅」「西大島駅」「大島駅」などの荒川沿いのエリアで、3.0m~5.0mの浸水が想定されていました。土地が低い場所など、一部のエリアでは5.0m以上の浸水も想定されているため、普段から水害時の備えをしておく必要があります。
混雑率が高い
電車で通勤・通学する人は、電車の混雑にも注意が必要です。国土交通省が発表した資料を見ると、東西線が最大混雑率138%、総武線が127%と、都内を走る路線の中でも大きな混雑が見られました。
また、江東区内には「東京ビッグサイト」や「国際展示場」など、大きな展示会やコンサートなどで使用されるホールがあります。イベント当日は、タイミングによって最寄り駅や電車が大きく混雑する場合も。近隣に住む際は要注意です。
買い物スポットが少ない
さらに、住む場所によっては買い物スポットが少ない場合があります。例えば「清澄白河駅」や「門前仲町駅」などの下町エリアは個人経営の飲食店やショップが多く、スーパーは「まいばすけっと」などの小型店舗が中心。自炊が中心の方は、物足りなく感じてしまうかもしれません。
まとめ
東京湾に隣接する江東区は、都会ながらも自然豊かな環境を楽しめるエリアです。大型商業施設や観光スポットも多く、子連れのファミリーも住みやすいでしょう。
同じ江東区内でも、北側と南側では雰囲気が異なるのも魅力のひとつ。駅ごとの特徴を見ながら、ぜひ自分に合った街を見つけてみてください。
静かで生活しやすい
20代男性