部屋探しのコツまとめ

2月に物件探しをするメリット・デメリットを解説!空き物件が大量に出回る時期

2月の物件探し

春から新しい土地で暮らす方にとって、2月は本格的に新居を探し始める時期。「いい部屋が見つかるかな?」「繁忙期にお部屋を探す際の注意点は?」と考えている方も多いでしょう。

今回は、2月に物件を探すメリット・デメリットを解説します。

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2月に引っ越すことのメリット

1市場に物件が多く出回る

2月に物件を探すメリットは、なんといっても市場に出回る物件が多い点です。

2月~3月は春からの就職や進学、転勤などで引っ越す人が多い時期。そのため、不動産会社には空き物件の情報が大量に入ってきます。物件の選択肢が多い分、希望条件にあったお部屋が見つかる確率もぐんと高くなるでしょう。

「駅から近い」「設備が整っている」といった優良物件も、2月は見つかりやすいです。豊富な選択肢の中から検討し、自分にあった物件を見つけてください。

2生活家電・家具のセールが利用できる

不動産会社以外にも、新生活に向けたキャンペーンを行っているお店があります。

例えば、洗濯機・冷蔵庫など生活に欠かせない家電を扱う家電量販店。多くの店舗が「新生活応援フェア」などと題して、値下げやまとめ買いセールを行います。同じように、ベッドやテーブル・イスなどを扱う家具雑貨店も、2月頃はリーズナブルな価格で販売している場合が多いでしょう。

引越し料金や敷金・礼金など、お金がかかる引越し直後に生活必需品をお得に手に入れられるのは大きなポイント。キャンペーンを生かして、必要な家具・家電を賢くそろえましょう。

3不動産会社がキャンペーンを行う場合がある

2月はお得なキャンペーンを行う不動産会社も多いです。入居希望者にとっては、キャンペーンを利用してお得に引っ越せるのがメリットと言えるでしょう。

春に向けてお部屋を探す人が多い2月は、不動産会社も1年で1番の稼ぎ時。他の不動産会社に入居希望者が流れないよう、「フリーレント1ヶ月」「仲介手数料」などを謳って他の不動産会社と差別化を図ります。

どの不動産会社でお部屋を探そうか迷っている方は、ぜひキャンペーン情報もチェックしてみてください。

 

2月に引っ越すことのデメリット

1家賃交渉に応じてもらえない

2月の入居時には、家賃交渉に応じてもらえる可能性は極めて低いです。

繁忙期は何もしなくても人が集まるため、大家さんは交渉する人よりも交渉しない人を優先させます。閑散期のように、家賃交渉してお得に引っ越すのは難しいと言えるでしょう。

一方、繁忙期は不動産会社が「仲介手数料無料」などのキャンペーンを実施しており、初期費用を抑えられる可能性も。「家賃交渉は無理でも少しでもお得に引っ越したい」という方は、不動産会社のキャンペーン情報をチェックしてみてください。

2不動産会社の予約がとれない

2月は不動産会社が1年でもっとも忙しい時期。不動産会社を利用する人が増えるため、不動産会社のスタッフとゆっくり話しづらいのもデメリットです。

スタッフ全員が接客に回っている可能性も高く、ほとんどの不動産会社は予約をしないと対応してもらえません。仮に対応してくれたとしても、次の予約までの僅かな時間のみ対応してもらえるなど慌ただしいスケジュールになってしまう場合もあります。スムーズにお部屋を探すなら、予約をしてから不動産会社へ向かいましょう。

また、繁忙期は不動産会社へメールをしても忙しくてなかなか返信が来ない可能性が高いです。内見希望で連絡をしても、「返信を待っていたら既に埋まってしまった」という場合も。急ぎの際は、なるべく電話で連絡するのがおすすめです。

3物件がすぐに埋まってしまう

2月は物件の競争率が高く、人気の物件はすぐに埋まってしまいます。好条件の物件なら、募集開始して即日申し込みが入ってしまうこともあるでしょう。

特に、2月中旬~下旬は私立大学の合格発表が行われる時期。2月下旬になると、受験が終わった学生たちで1人暮らし用の物件はあっという間に埋まってしまいます。

物件の申し込みは先着順のため、少しでも気になる物件があったらすぐに内見申し込みが必要。こまめに最新の募集情報をチェックし、気になる物件を逃さないようにしましょう。

また家賃は手取りから逆算して考えることが大事です。一般的に家賃の上限は管理費込みで手取りの30%以下が目安と言われています。

例えば、手取り金額が月25万円だった場合、家賃の上限目安は7万5千円以下になります。

手取りから見る家賃の例

手取り額賃料の目安手取り額賃料の目安
15万円4.5万円25万円7.5万円
16万円4.8万円26万円7.8万円
17万円5.1万円27万円8.1万円
18万円5.4万円28万円8.4万円
19万円5.7万円29万円8.7万円
20万円6.0万円30万円9万円
21万円6.3万円31万円9.3万円
22万円6.6万円32万円9.6万円
23万円6.9万円33万円9.9万円
24万円7.2万円34万円10.2万円
35万円10.5万円45万円13.5万円
36万円10.8万円46万円13.8万円
37万円11.1万円47万円14.1万円
38万円11.4万円48万円14.4万円
39万円11.7万円49万円14.7万円
40万円12万円50万円15万円
41万円12.3万円51万円15.3万円
42万円12.6万円52万円15.6万円
43万円12.9万円53万円15.9万円
44万円13.2万円54万円16.2万円
55万円16.5万円65万円19.5万円
56万円16.8万円66万円19.8万円
57万円17.1万円67万円20.1万円
58万円17.4万円68万円20.4万円
59万円17.7万円69万円20.7万円
60万円18万円70万円21万円
61万円18.3万円71万円21.3万円
62万円18.6万円72万円21.6万円
63万円18.9万円73万円21.9万円
64万円19.2万円74万円22.2万円
75万円22.5万円85万円25.5万円
76万円22.8万円86万円25.8万円
77万円23.1万円87万円26.1万円
78万円23.4万円88万円26.4万円
79万円23.7万円89万円26.7万円
80万円24万円90万円27万円
81万円24.3万円91万円27.3万円
82万円24.6万円92万円27.6万円
83万円24.9万円93万円27.9万円
84万円25.2万円94万円28.2万円
95万円28.5万円98万円29.4万円
96万円28.8万円99万円29.7万円
97万円29.1万円100万円30万円

実際、入居審査の際は「家賃を継続して払える人物か」を見ているため、収入と見合わない家賃の物件を希望すると審査に通らない可能性が高いため注意が必要です。



【豆知識】6月に好条件のお部屋を探すコツ

6月はお部屋探しの需要が少なく、家賃も値下がり傾向にあります。

家賃が安くなった物件が多く出回るので、費用を安く抑えたい人には狙い目の時期です。

ネットに出回らない家賃の安い優良物件に住みたい人はチャット不動産のイエプラ、とにかく格安物件に住みたい人はビレッジハウスがおすすめです。

優良物件を探したい人向け
チャット不動産ロゴ 不動産屋しか見れないレインズ(業者専用の情報共有システム)から物件を紹介してくれます。家賃相場の安い優良物件はネットに掲載する前に入居者が決まることが多いためSUUMOやHOMESには載りません。ネットで探せない物件を探すのに便利です。ネット不動産なのでチャットで気軽に相談できます。治安の良い街も紹介してくれるので女性におすすめ。
公式サイトチャット不動産のイエプラ
格安物件を探したい人向け
ビレッジハウス 家賃2万円台からと格安物件を取り扱っており敷金・礼金・手数料・更新料が全て0円です。フリーターや学生、高齢者や外国人、生活保護を受けている人でも入居可能。紹介物件のほとんどは築30~40年以上経過した古い住宅です。東京の物件は少なめ。またワケありの人も簡単に入居できてしまうので治安面から女性よりは男性におすすめ。
公式サイトビレッジハウス


4引っ越し業者の予約がとれない

不動産会社と同様に、2月は引越し業者も繁忙期に入ります。引越しの依頼が増えるため、自分の希望したスケジュール通りに作業が進まない可能性があります。

土日や祝日は休みの人が多いため、特に予約が埋まりやすいでしょう。加えて、2月下旬頃も新生活スタートにあわせて引っ越そうと考える人が多く、引越し業者が混み合う傾向にあります。

2月中の引越しを検討するなら、比較的引越し依頼の少ない2月上旬を狙ってスケジュールを組むのがおすすめです。

5夏と比べて日中の作業時間が限られる

夏と比べると、冬は日中の作業時間が限られているのもデメリットと言えます。

東京を例に見ると、2月上旬の日の入り時刻はおよそ17時前後。暗くなって周りが見えにくくなると、重たい荷物を運ぶのは危険を伴います。明るい時間中に作業する必要があるため、朝~昼にかけての引っ越し予約が埋まりやすい点もデメリットです。

明るい時間帯の予約が埋まってしまう前に、お部屋が決まったら早い段階で業者に連絡しておきましょう。また、運んだ後の荷物の配置をあらかじめ決めておいたり、すぐに使う予定のあるものは1つの段ボールにまとめておいたりするなど、限られた時間でスムーズに作業できるよう対策するのがコツです。

6引っ越し料金が高い

繁忙期は引越し業者もここぞとばかりに値上げをします。そのため、閑散期よりも引越し料金がかかってしまうのもデメリットと言えます。

なお、1ヶ月の中でも引越し料金には変動があります。特に、春からの進学・就職に向けた引越し依頼が多くなる2月下旬や、休みの人が多い土日や祝日は料金が高くつきやすいでしょう。

少しでもお得に引っ越すなら、2月上旬や平日を狙うのがおすすめ。業者によっても料金は異なるため、各社に見積もりを提示してもらい比較検討しましょう。

【豆知識】安い引っ越し業者を探す方法

引越し業者によっては数万円も価格が違うことも珍しくありません。1番安い引っ越し業者をみつけるためにも複数の引っ越し業者に見積もり依頼を出すようにしましょう。

取り扱っている引っ越し業者がダントツで多い見積もりサイトは引っ越し侍です。全国332社と多く、安い業者が見つかります。また一人暮らしで近場に引っ越すなら赤帽がダントツで安くなります。

数多くから一番安い業者をみつけたい
引越し侍 取り扱っている引っ越し業者がダントツで多い見積もりサイト。全国332社と多く、安い業者が見つけやすい。安さ重視なら電話・メールでの相談、サクッと金額を比較したい人はネットで料金比較が便利。
公式サイト引越し侍
一人暮らしで近場に引っ越す人向け
LIFULL引っ越し 一人暮らしで近場に引っ越すなら赤帽がおすすめ。引っ越し先が20km以内、作業が2時間以内に終わる量あれば料金の目安は1万3千円と破格の安さです。赤帽の見積もりは「LIFULL引越し」でのみ可能です。ただ距離や荷物が多いほど料金があがっていくので家族や20km以上遠くに引っ越す人には不向きです。
公式サイト【LIFULL引越し】


7寒さで引っ越し作業がスムーズに進みづらい

本格的な冬を迎える2月は、寒さで引越し作業がスムーズに進まない可能性もあります。

東京の2月の平均気温は約6.1度。外に出づらい気温のため、引っ越し後の家電・家具の購入なども億劫に感じてしまう方もいるでしょう。

引越し作業時はすぐに体温調節できるように上着や手袋を用意しておくほか、体に貼るだけで暖かくなれるカイロを身に着けておくのもおすすめ。新居では暖房器具をすぐに取り出せるようにしておくなど、万全な寒さ対策が必要です。

8雪で引越しが中止になる可能性がある

気温が低い2月は天候にも注意が必要。特に雪が降ると引越し作業ができない可能性があり、希望した日程で引越しが進まないケースも考えられます。

当日慌てることのないよう、降雪時の作業実地可否については事前に業者に確認しておきましょう。

もし雪の中で実施する場合は、荷物が濡れないよう徹底的に対策をしなければなりません。

故障のリスクがある電化製品はビニールで覆ったり、ダンボールは厚めに梱包したりと、荷物は水に濡れても影響のないように工夫しましょう。せっかくの新居を汚さないよう、床にしくシートや掃除用の雑巾を取り出しやすいように準備しておくのもポイントです。

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2月の物件探しまとめ

2月物件探しのメリット・デメリットはいかがでしたか。

受験の終わった学生が本格的に部屋探しを始める2月は、1年の中でもっとも物件の動きが激しい時期。お部屋探しはスピード勝負となるため、こまめに最新情報をチェックして条件にあった物件を見つけましょう。

不動産会社や家電量販店のキャンペーン情報もチェックしながら、賢く新生活の準備をしてくださいね。

 

時間も交通費もかけずに優良物件を探す裏技

一人暮らし

賃貸物件は、基本的に早いもの勝ちになります。

部屋の設備が充実している割に家賃が安かったり、人気エリアだったりと条件の良い物件は、あっという間に埋まります。

時間に余裕があれば不動産屋を巡るのがベストですが、時間に余裕がない人向けに来店せず物件を紹介してもらえるサービスもあります。

代表的なのは『チャット不動産のイエプラ』です。

ちょっとした空き時間にチャットで不動産屋に物件を紹介してもらえ、気に入った物件は1クリックで見学予約ができます。

みんなが入居したい好条件の物件はスピード勝負になるので、手間や交通費をかけずスピーディーに良い部屋を探したい人にはイエプラがおすすめです。

総合評価
イエプラロゴ
特徴 すべての不動産会社が登録している情報共有システム(レインズ)から物件を探してくれるので、情報更新の早さ正確さにおいて、ほかの不動産サイトよりも精度が高い
対応エリア 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・京都府
物件件数 500万件
URL 公式サイトhttps://ieagent.jp/

※レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた、不動産流通機構が運営している情報共有システムのこと。全国の不動産業者が加入している。宅建業の届出をしている不動産会社しか利用できず一般公開はされていない。

\ 未公開物件あり /

イエプラ公式はこちら

  • この記事を書いた人

ゆうと

職業:不動産関係のwebライター。上京してから住みやすい場所を求め、引っ越しを繰り返したことがこのサイトを作ったきっかけです。不動産屋では書けないことも中立な視点で街の良い点・悪い点をありのまま掲載しています。当サイトはテレビ番組でも定期的に取り上げられています。

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