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アパートに虫が多くて引越したい!虫が出にくい物件を探すコツ

虫が出た場合、引っ越せる?

せっかく新しい部屋に引っ越したのに、虫が出てしまったら嬉しい気分も台無しになってしまいますよね。虫が出やすい物件にはいくつか特徴があるので、部屋を探す時点で注意することが大切です。

今回は虫が出やすい物件の特徴や、簡単にできる虫対策を解説します!

虫が出た場合の引越し費用は?

害虫駆除

虫を理由に引っ越しをした場合、引っ越し費用は自己負担になります。また、自身で駆除を行った場合でも、駆除費用を請求することは原則できません。

ただし、状況によっては大家さんに駆除費用を負担してもらえる場合もあります。

たとえば入居してすぐに害虫が発生した場合や、隣室がいわゆる「ゴミ屋敷」状態だった場合。

どちらも前の住人や隣の住人に原因がある可能性が高く、入居者自身に落ち度はないと思われるケースです。建物自体に何らかの異常があり虫が侵入しやすくなっていた場合も、入居者の責任ではないため費用を負担してもらえる可能性があります。

民法606条1項に「賃貸人は、賃貸物の使用および収益に必要な修繕をする義務を負う」との規定があります。 アパートやマンションの設備が原因で虫が発生しているにも関わらず大家さんや管理会社が修繕を怠った場合民法606条に違反しています。

ただし明らかな設備の故障と違い虫は自然に発生するもの。どこに責任があるかを判断するのは難しいですが、まずは大家さんに相談してみましょう。

害虫について相談できる事例

  • 入居して一週間も経たずに頻繁に目撃する
  • 契約時に消毒・害虫駆除費用を支払ったのにゴキブリの卵や糞がある
  • 近隣のゴミを溜めこんでいる住人がいる

また住んでいる地域によって害虫駆除の相談を受け付けているところもあります。たとえば墨田区役所ではネズミに関する相談を受け付けています。

墨田区内にはドブネズミとクマネズミが多く、住宅への侵入被害が後を絶ちません。ネズミは排水溝やゴミ捨て場など不衛生な場所を住処とする動物で、鼠咬症、レプトスピラ症、サルモネラ症などさまざまな感染症を運んできます。墨田区もネズミの駆除を重要視しており相談しに行くと駆除用の毒エサを無料でくれたり駆除方法を細かくレクチャーしてくれます。

ネズミに関する相談をお受けしています

区役所の窓口においてネズミに関する個別相談を承っております。また、毒エサの配布やその使い方のご案内も行っています。事前の申し込みは不要です。下記まで直接お越しください。 

相談窓:生活衛生課

出典元:墨田区役所:ネズミに関する相談をお受けしています

虫が出やすい周辺環境

虫が出やすい物件の特徴

住んでいる場所の周辺環境によって虫の侵入率は変わってきます。

虫が出やすい周辺環境

  • 公園が近い
    ムカデ・ゲジゲジ・蚊・蟻
  • 水辺が近い
    蚊・ハエ
  • 繁華街や飲食店が近い
    ゴキブリ・ネズミ・ハエ

公園や畑など、緑豊か

自然が多い場所は、蚊やムカデ、ゲジゲジといった虫が集まりやすいです。

都会でも、大きな公園が近くにある場所は家にも虫が入ってくることも。景観の良さや子どもを遊ばせやすい点は魅力ですが、虫との遭遇しやすさもセットになる点は覚えておきましょう。

川などの水辺が近い

虫の住処になりやすい、川やため池が近くにある物件も虫が入ってきやすいので要注意。また、用水路の近くも虫が発生しやすくなります。とくに蚊は水辺に卵を産むため、夏場は大量に発生します。

繁華街に近い

店舗が密集した場所も、自然が多い場所とは違った虫が発生しやすいです。

とくに見かけられるのが、ゴキブリやハエなどの害虫。食べ物の臭いや落ちている食べくず、道端に捨てられているゴミなどから餌を求めて集まります。

生活するには便利ですが、虫が苦手なら飲食店や商業施設が密集しているエリアは避けましょう。

1階に飲食店やコンビニがある

繁華街同様に、1階に飲食店やコンビニがある物件も避けるのが無難。臭いやゴミなどに虫が寄ってきやすく、自然と上の階の部屋にも虫が侵入しやすくなってしまいます。

また、虫は明るい場所に集まるため、夜遅くまで灯りがついている意味でも虫に好まれやすくなります。

ゴミを溜める住人がいる

ゴキブリやハエは、部屋のゴミや食べくずなどの餌を求めて侵入します。

自分の部屋がいくら綺麗でも、隣人がゴミを溜めこむと虫たちは一緒に寄ってきてしまうでしょう。部屋を選ぶ際は、隣人がどんな人かもチェックしておくと安心です。

しかし不動産会社によっては個人情報だからと隣人の情報を一切教えてくれない場合もあります。実際過去に何度か隣の人の性別、年代など個人情報なのでお答えできませんと言われたことがありました。

しかし不動産会社に聞かずとも、ある程度住人の民度を把握できる場所があります。それは外からアパートやマンションのベランダをチェックすること。

ベランダから民度をチェックできる

ベランダから民度をチェックできる

ベランダにゴミが放置されている場合、夏場は生ゴミの異臭でゴキブリやハエが発生しやすくなります。

また手入れされていない観葉植物が無造作に置かれていたり、土や埃が積もって汚れていたりする場合も虫のエサとなるので要注意。

ベランダは住んでいる人の性格がもっともよく現れる場所です。どれだけ設備が整った条件の良い物件でも隣の部屋のベランダにゴミが放置されている、または掃除の形跡がまったく見られない場合は、別の物件を検討する方が良いでしょう。

また、同じ理由でゴミ置き場の近くの部屋は虫が発生しやすいので注意しましょう。

 

虫がでやすい部屋の特徴

虫がでやすい部屋の特徴

部屋の構造や年数によっても虫の出現率は変わってきます。

木造アパート

虫はドアや窓を開けたタイミングのほかに、部屋の至る所から隙間を見つけて侵入します。構造上、木造アパートは隙間が発生しやすく、虫が入りやすい傾向にあります。

また、木は雨が降ると湿気を吸うため、ダニが発生しやすいのも特徴。ダニを餌とするゴキブリも寄ってきやすくなるので要注意です。

家賃は高い傾向にありますが、虫が苦手な方は鉄筋コンクリートなどの物件を選ぶのがおすすめです。

築年数が経過している

築年数が古い物件には、経年劣化による歪みやひび割れが見られる場合があります。こうした隙間があると、虫の浸入リスクが高くなってしまうので注意しましょう。

なかには通気口や換気扇にフィルターがない物件もあり、外から虫が入ってきやすくなってしまいます。

風通しが悪い

虫は湿気の多い場所を好みます。風通しの悪い物件は湿気がたまりやすく、シロアリなどが発生しやすくなります。

日当たりが悪い

日当たりが悪い物件は、部屋に湿気がこもりやすいです。虫の発生以外にも、日中でも暗くて生活しにくい、洗濯物が乾きづらいといったデメリットもあるので注意しましょう。

気密性が低く、隙間が多い

気密性が低い家は、結露が溜まりやすくなります。

自然と虫が集まりやすい環境ができてしまううえに、カビが生えやすくなるデメリットも。外気温の影響を受けやすく、光熱費が高くなりがちな傾向にもあります。

ドアポストがある

ドアポストがある物件は、ポストを開けたタイミングはもちろん、郵便物が挟まったことにできる隙間から虫が侵入してしまいます。また、閉まっていても少し隙間があれば虫が侵入してしまう恐れがあります。

虫がでにくい物件とは?

虫がでにくい物件とは?

虫を退治する殺虫剤の多くは人間にとっても悪影響があります。どの殺虫剤にも咳き込み、のど痛、頭痛、気分不快が起きるため絶対に吸い込まないようにと注意書きがあり、できれば部屋に積極的に撒きたくないもの。住んでから後悔しないためにも、予め虫が出にくい物件を探しましょう。

築年数が浅い物件

築年数の浅い物件は、古い物件よりも隙間やひび割れが少ないので虫の侵入リスクが低いです。

株式会社オウチーノが首都圏に住む20 歳~69 歳の男女に行ったアンケートによると築年数が5年以内の物件と21年以上の物件では虫との遭遇率は2倍以上の開きがありました。

築年数と虫の遭遇率
築年数ゴキブリ蜘蛛
1~5年1回7回4回
5~10年2回9回6回
11~20 年3回12回5回
21年以上5回13回8回

出典元:住居内の「虫トラブル」実態調査!

築年数が浅い物件ほど家賃も高い傾向にありますが、駅から遠い、部屋が若干狭いなど選択肢に幅を持たせると家賃を抑えられる場合があります。

予算にあった新築物件を探し出すためにも、妥協できる条件も考えて探すとよいでしょう。

新築でも家賃が安い物件

立地&交通の便

  • 都心から離れている
  • 電車の便がよくない
  • 急行が止まらない
  • 住みたくない街に選ばれている街
  • 徒歩15分以上かかる

建物の構造や設備など

  • アパート(木造)
  • 広さが6帖以下
  • 1口電気コンロ
  • ユニットバス
  • 畳の部屋
  • 1階
  • 北向きの部屋

また、前に人が住んでいた物件は、すでに虫の住処ができあがってしまっている可能性も。新築物件であればその心配は少ないでしょう。

日当たりがよい

虫は湿気を好むため、湿度が高まらないよう日当たりの良い部屋を選ぶのがおすすめです。日当たりに加え、風通しが良く換気がしやすいかもチェックしておくといいでしょう。

6階以上の部屋

アパート・マンションの1階は、ムカデやアリなどの地を這う虫が入りやすいです。また、2~3階程度の部屋でも、ハエやゴキブリなどの空を飛ぶ虫が侵入しやすい傾向にあります。

どうしても虫に遭遇したくない場合は出来るだけ上の階に住みましょう。株式会社オウチーノが行ったアンケートによると、6階以上は虫が発生する頻度が低くなる結果も出ています。

虫との遭遇率
 ゴキブリ蜘蛛
1~2階3回7回5回
3~5階4回15回8回
6~10階2回8回4回
11階以上1回5回0回

出典元:住居内の「虫トラブル」実態調査!

高層階になればなるほど遭遇率は減ります。 とくにゴキブリは飛ぶのが得意ではなく飛んでもせいぜい5メートル程度。 上に行けば行くほど侵入されるリスクは低くなります。

虫が苦手な方は、なるべく高層階の部屋を選ぶといいでしょう。

ただし高層階の部屋でも排水管などから虫が侵入することがあります。

ゴキブリと遭遇

出典元:お風呂で巨大ゴキブリとバトルwww

高級タワーマンションの最上階に住むHIKAKINも自宅にゴキブリが侵入しバトルした動画をあげています。動画のリンクも貼っておきますが、もろにゴキが映っているので閲覧注意です。

家賃100万はくだらない高級タワーマンションにすむHIKAKINですら虫と遭遇しています。高層階に住んでも油断せず通気口や換気扇など侵入源になる場所は徹底的に塞ぐなどの対策が必要です。

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虫がでない対策9選

虫がでない対策

こまめに掃除機をかける

虫の発生を防ぐために最も重要なのは「掃除」です。

床に埃や髪の毛、食べくずが落ちていると、餌を求めて虫が寄ってきてしまいます。こまめに掃除機をかけ、部屋を清潔に保つようにしましょう。

掃除機をかける以外に、食事後はダイニングテーブルの汚れをきちんと取り除いておくことも大切です。

 

ゴミは早めに処分する

空き缶やペットボトル、お菓子の袋などにもアリやゴキブリが寄ってきやすいです。面倒でも机に置きっぱなしにするのは避け、早めに処分するようにしましょう。なかには24時間ゴミ捨てができる物件もあるので、より清潔さを保ちたい方はおすすめです。

また、生ゴミはしばらくすると強い臭いを放ち、虫を集めてしまうので要注意。三角コーナーや排水溝にゴミがたまっていないかはこまめにチェックし、たまっていたら水気を切って捨てるようにしましょう。

フタ付きのゴミ箱を利用したり、生ゴミの回収日までは冷凍庫に保管しておいたりするのも、虫の発生を減らすには効果的です。

定期的に換気する

虫はジメジメした環境を好むので、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。除湿機や除湿剤を使って、湿度が高くなるのを防ぐのも手です。

室内へ繋がる隙間を作らない

虫は隙間から侵入するので、侵入源になりそうな場所は徹底的に塞ぎましょう。通気口や換気扇にはフィルターをつけ、ドアポストは使用しないならガムテープを貼ってしまうのも手です。

窓は鍵をかけていない状態だと隙間が生まれてしまうため、防犯対策の意味でもしっかり鍵をかけておきましょう。網戸がある場合は、破れたり歪んだりしている箇所がないかも定期的にチェックしておくことが大切です。

ベランダや庭は定期的に掃除する

ベランダや庭がある場合は、草むしりをするなど定期的に掃除をしましょう。虫が集まること、さらに庭やベランダから家の中へ侵入することを防げます。

夜の洗濯物は部屋干しにする

虫は夜行性が多く、夜に洗濯物を干していると卵を産みつけられてしまうリスクがあります。夜に洗濯物を干す場合は、外ではなく家の中で干しましょう。

害虫対策グッズを使用する

ドラッグストアやホームセンターで売られている害虫対策グッズを使うのも効果的です。

例えば、窓に虫除けネットを使用するだけで、隙間から虫が侵入するのを防げます。持ち運びタイプの防虫スプレーは、服やバッグに吹きかけておくと外出時についた虫をそのまま家に持ち込んでしまうのを防げるでしょう。

引っ越してすぐの状態なら、くん煙タイプの殺虫剤を使用しておくのもおすすめ。物が無い状態なら部屋の隅々まで煙が行きわたり、より効果が出やすくなります。

ほかにも、部屋に吊るしたり置いたりするタイプの防虫剤は、気軽に防虫対策が叶います。ただし、きちんと効果を出すためにも、期限が切れたら必ず交換するようにしましょう。

食品の保存方法に気をつける

食品の保存方法を守ることも、虫の発生を減らすことにつながります。例えば、粉類は常温保存だとダニが発生しやすくなるため、袋や容器などで密閉したうえで冷蔵庫に保管しましょう。

食べ物を腐らせて虫がわかないようにするために、早めに食べ切ることも重要なポイントです。

植物の管理を徹底する

観葉植物を部屋に置いている方も要注意。とくに、水受けに水が溜まっていると虫が集まってきやすいので、すぐに捨てるようにしましょう。

一方、ミントやバジルといった匂いを発する植物には防虫効果があります。虫が苦手なら、虫除け効果のある植物を育てるのもおすすめです。

   

まとめ

虫の被害に悩まされないためには、虫が発生しにくい部屋を選ぶことが大切です。部屋を探すときは妥協せず「築年数が浅い」「6階以上の物件」を探しましょう。

  
  • この記事を書いた人
記事を書いた人

ゆうと

経歴:大手IT企業でウェブデザインを学び職種転換を図るため退職。現在は不動産関係のメディア運営に従事。街の住みやすさや治安を現地調査するがモットーです。当サイトは「dayday.」や「ヒルナンデス」などテレビでも取り上げられています。

   

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