【賃貸】仲介手数料を払いたくない！手数料が安い不動産屋4選

「仲介手数料を払いたくない！」
「なぜ払う必要があるの？」

お部屋を借りる際に「仲介手数料を払いたくない」と思う人も多いのではないでしょうか。

「敷金」や「礼金」と比べ「仲介手数料」を下げることは難しく、下手に交渉すると大家側からの印象を悪くすることも。

そこで本記事では、はじめから仲介手数料が安い不動産屋を紹介します。初期費用を抑えたい人は是非参考にしてください。

仲介手数料とは？いくら払うの？

仲介手数料は、お部屋を借りる際にかかる初期費用のひとつ。貸主（部屋を貸す側）と借主（部屋を借りる側）の間に入って入居の交渉や手続きをしてくれた報酬として、不動産会社に支払うお金です。

不動産会社が受け取れる仲介手数料の上限は、契約する物件の「家賃1.1ヶ月分（1ヶ月分＋消費税）」と宅地建物取引業法第46条において定められています。

ほとんどの不動産会社は家賃1.1ヶ月分を支払います。

 

仲介手数料が安い物件もある

仲介手数料を払いたくない人は、初めから仲介手数料が安い物件を探しましょう。続いて仲介手数料が安くできるからくりを紹介します。

1大家が負担している

そもそも、なぜ手数料が半額や無料の物件があるのでしょうか？その理由は「家賃1ヶ月分の仲介手数料を大家さんが負担」してくれるからです。

なぜ大家さんが支払ってくれるのか？それは不動産屋に広告料を払ってSUUMOやHOMESに掲載するよりトータル費用が安いからです。

SUUMOやHOMESの物件情報サイトに大家さんが直接掲載することはできません。不動産屋に広告料を支払い、不動産屋を通して掲載します。広告料は大体家賃の1～3か月分が目安です。

一方、自社サイトに掲載するため広告料が無料な不動産屋もあります。広告料が無料な代わりに入居者が決まった時に大家さん側が仲介手数料（家賃1ヶ月分）を支払います。「仲介手数料無料ですよ」とアピールできるので、不動産屋も案内しやすくなる仕組みです。

2不動産屋が管理している物件

賃貸物件の中には、不動産屋が大家として管理しているお部屋もあります。「自社所有物件」と呼ばれる物件です。毎月の家賃で利益をだせるので、仲介手数料を無料にしています。

仲介手数料が安い不動産屋4選

仲介手数料が安い不動産屋を紹介します。良い点だけでなくイマイチな点も紹介しますので利用する際の参考にしてください。

1イエッティ

イエッティはスマホで条件を入力すると学習型のAIが部屋を紹介してくれます。

AIなのでガツガツ営業もされません。積極的に営業されるのが苦手な人、店舗に行かず内見予約をしたい人にイエッティは向いています。

オンライン内見にも対応しており、自宅にいながらお部屋を探せるのがメリット。

現地で見る場合も「現地待ち合わせ」ができるので、「内見の日に店舗に行ったら別の物件を紹介された」という心配もありません。

仲介手数料も半額なので初期費用も抑えらます。

イマイチな点は対応エリアが東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に限られていること。地方で物件を探したい人には不向きです。

対応エリア	東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
物件数	100万件以上
仲介手数料	家賃0.5ヶ月分＋税
良い点	AIなので異常にレスポンスが早い 仲介手数料が半額 物件によってビデオ通話での内覧が可能 チャットで相談できる
イマイチな点	地方の物件は取り扱っていない
URL	公式サイトiettyのアプリ

1レオパレス21

「レオパレス21」は物件の管理業務も行っているため仲介手数料は基本0円。安くお部屋を借りたい人にぴったりの不動産会社です。

冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機やベッドなど生活に必要な家具・家電がそろったお部屋もあります。引っ越したその日からすぐに暮らせ、新しい家具や家電の購入費も抑えられます。

学生のみ1年毎に契約できる「学割プラン」や最短1ヶ月から契約できる「短期プラン」など、短い期間で住むプランも充実しています。単身赴任の方や、学年ごとにキャンパスが変わる大学生などにおすすめです。

イマイチな点は防音性が低い物件が多いこと。

レオパレスは屋根裏や天井に本来、必要な「界壁」がなく防音性も防火性も備わっていない物件であることが話題となりました。

施工不良問題を受け現在も「界壁」を設置する改修工事が続いています。レオパレスでお部屋を探す場合は改修工事が終わっているか必ず確認しましょう。

対応エリア	全国
店舗数	約290店舗
良い点	短期で住めるプランが充実 家具・家電がそろったお部屋がある
イマイチな点	壁が薄く防音性が低い物件が多い
URL	公式サイトレオパレス21

   

2ビレッジハウス

「ビレッジハウス」は敷金、礼金、仲介手数料も全て0円のため初期費用が圧倒的に安いです。

もともと国が管理していた雇用促進住宅を一括で買い取り、家賃も2万円台からと格安で提供しています。

入居審査も比較的甘く、保証人無しで物件を借りられるのも魅力です。保証会社も不要のため2年毎にかかる更新料もかかりません。過去に家賃やクレジット払いの滞納履歴があり他の不動産屋で入居審査に落ちてしまった方にもおすすめです。

一方で誰でも審査に通りやすい分、入居者には海外の方も多いです。場合によっては、言葉が通じなかったり文化の違いからトラブルになるケースもあるので注意しましょう。

また築年数50年以上など古い物件が多く現在の「耐震基準」を満たしていません。

物件によってはリフォームされているので、耐震補強の工事も行ったか確認するとよいでしょう。

対応エリア	全国
物件数	1,000以上
仲介手数料	無料
良い点	仲介手数料が無料 全国の格安物件を取り扱っている 敷金・礼金無料物件がメイン 最大3万円の引っ越しサポートが付く 2年毎にかかる更新料が無料
イマイチな点	物件数が少ない 築30年以上の物件が多め 住人に海外の人が多い
URL	公式サイトビレッジハウス

3ウチコミ

「ウチコミ」は大家さんが直接お部屋を掲載している賃貸サイトです。仲介手数料は大家さん負担となり、借りる側は仲介手数料を払う必要はありません。

また、やりとりは大家と行いますが内見や契約時にはエージェント（不動産会社）が入って説明してくれます。疑問に思った点は問い合わせることができるため大家さん側だけが有利な契約になる心配もありません。

また入居希望者が大家さんと直接やり取りできるため家賃の値下げ交渉がしやすいのも魅力。

イマイチな点は掲載物件数が少ない点です。全国に対応していますが、都内でも1駅に掲載数が5件未満となっています。たくさんの物件から選びたい人、引っ越し期間が決まっている人には不向きです。

対応エリア	全国
物件数	3万件
仲介手数料	無料
良い点	大家さんと直接やりとりできる 契約書の説明はエージェントが間に入ってくれる 希望条件を登録しておくと提案がくる
イマイチな点	掲載件数が少ない 人気エリアや条件の良い物件は少ない
URL	公式サイトウチコミ

 

仲介手数料が無料の落とし穴

物件を借りる際に、不動産会社によっては「安心パック」「クリーニング代」「鍵交換代」などのオプションサービスを勧めてきます。仲介手数料が無料と謳っていてもオプション費用で思った以上に高くなることも。オプションは基本的には希望すれば外せるので不要なオプションは断りましょう。

また複数の不動産会社の見積もりを比較すると、同じ物件でも金額が大きく異なる場合があります。目当ての物件を借りるのに1つの不動産会社にこだわる必要はありません。初期費用の見積額や担当者の対応を比較し、そのなかで対応がよく初期費用が安い不動産屋で契約しましょう。

不動産会社に相見積もりを依頼する方法や、メリット・デメリットはこちらにまとめてあります↓