アパート探しの注意点は?
アパートはやめたほうがいいってホント?
家賃の安さから初めての一人暮らしはアパートを勧められることは多いです。しかし不動産屋に言われるがまま契約すると住んでから後悔することも…。
本記事では、アパート探しの注意点やアパートのメリット・デメリットを解説しています。是非部屋探しの参考にしてください。
目次
アパート探しの注意点は?
はじめての一人暮らしや同棲で家賃を抑えたい場合、不動産屋はまずアパートを紹介してきます。マンションに比べ家賃が安く同じや間取りやエリアでも1万円以上安くなっていることも珍しくありません。
一方でアパートならではの注意点もいくつかあります。
アパートに住む際の注意点
- 耐震性が低い
- 虫が侵入しやすい
- 防音性が低い
- セキュリティがゆるい
- 駅から遠い物件が多い
- 気密性が低い
1耐震性が低い
鉄骨造や木造のアパートは、マンションと比べて地震に弱いというリスクがあります。特に危ないのは、特に1981年以前に建てられた木造物件です。1981年以前に建てられた物件は現在の『耐震性能基準』をクリアしておらず耐久性能に問題がある可能性が高いです。
1981年以前の物件に住む場合は、予め大家さんに耐震改修を行っているか必ず確認しましょう。
2虫が侵入しやすい
構造上、木造アパートは隙間ができ、虫が入りやすい傾向にあります。とくにアパートの1階は、ゴキブリやアリなどの地を這う虫が入りやすいので要注意。また、2~3階程度の部屋でも、ハエやゴキブリなどの空を飛ぶ虫が侵入してきます。
どうしても虫に遭遇したくない虫が発生しにくい部屋を選びましょう。詳しくはこちらにまとめています。
3防音性が低い
木造や鉄骨造は防音性が高くありません。特に木材は通気性が良い分、音も通りやすくなっています。隣や上下の部屋の音が漏れてしまうので、音に敏感な人はストレスがたまる原因になってしまいます。またアパート共用の給排水や空調設備などが設置されている場合、部屋までモーター音が響く場合もあります。
4セキュリティがゆるい
オートロックがあれば基本的に住民以外は物件内に入れないという安心感があります。しかしアパートには基本的にオートロックもありません。階数も2階までのため不審者が侵入しやすく、セキュリティ面はゆるいです。
5駅から遠い物件が多い
アパートは駅から遠い物件が多く通勤・通学に電車を使う人は要注意です。また帰りが夜遅くになる人は帰宅するルートに街灯はあるか、人目につかない路地がないかなど道のりを確認する必要があります。
駅から離れた場所に住む場合は、自宅付近にスーパーやドラッグストア、コンビニなど深夜でも明るく人の出入りがある施設があると安心です。
6気密性が低い
木造アパートはマンションに比べ外気の影響を受けやすく、冬は寒さ、夏は暑さに悩まされる可能性があります。
部屋で快適に過ごすために冷暖房を強めに設定する必要があり、電気代が高くついてしまうことも。木造アパートに住んでいた方の口コミでも「冬に部屋がなかなか暖まらず暖房代がかさんだ」との声が多く寄せられました。
良いアパートの選び方4選
1耐久性
耐久性の高い物件なら、万が一の災害時にも安心感があります。築年数は古すぎないか、建物にひびが入っていないかなどをチェックしましょう。
建築年月が「1981年6月1日以降」であれば「新耐震基準」を満たしており、震度6強~7程度の揺れでも建物が倒壊しにくい作りになっています。
また、東京都では地域毎に危険度測定調査を公表しています。地震の危険度や調べられるほか、建物の倒壊危険度もランキング形式でまとめているので住みたい街の危険度を事前にチェックしておきましょう。
公式サイト地震に関する地域危険度測定調査
2日当たりが良いか
日当たりの良さは最も重要なポイントです。外気の影響を受けやすいアパートですが暖かい日差しが十分に入れば、冬場も室内を暖かく保てます。
最も日当たりが良いのは南向きのお部屋です。ただし、周辺に高い建物があると日差しを遮られてしまうので、周囲の環境もしっかりチェックしておきましょう。
3窓からの景色
窓からマンションやビルの中が見える場合、部屋の様子が丸見えになるというリスクがあります。見られたくないという気持ちから常にカーテンを閉めた生活を余儀なくされてしまうことも。
さらに細かい内見時のチェックポイントはこちらにまとめてあります。不動産会社に聞くべきことも解説しているので是非参考にしてください。
4防音性が高いか
アパートがすべて「防音性が低い」とは限りません。物件によっては遮音性の高い素材を使用しているなど、音が伝わりにくいよう建築されている場合もあります。
防音性が高いアパートを探す場合は、予め「防音性の高い物件を探している」と不動産屋に伝えておくとよいでしょう。構造や周辺環境を考えて最適なお部屋を紹介してくれます。
【豆知識】ネットで探せない優良物件を探すコツ
スーモやHOME’Sにはない未公開物件を探すなら「iettyの公式アプリ」が便利です。
不動産屋だけが見れるデータベース(レインズ)からAIがお部屋を紹介してくれます。
※レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた、不動産流通機構が運営している情報共有システムのこと。全国の不動産業者が加入している。宅建業の届出をしている不動産会社しか利用できず一般公開はされていない。
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- 仲介手数料が半額
- 他の賃貸サイトの空き状況も調べてくれる
- AIとやりとりするので営業マンのごり押しがない
仲介手数料(家賃の1ヶ月分)が半額なので、初期費用を抑えたい人にもおすすめです。
アパートに住むメリット4選
アパートに住んだ際のメリットをいくつかご紹介していきます。
1家賃が安い
木造や鉄骨造のアパートは建築コストが低く建てられます。オートロックやエレベーターといった設備もないため、家賃も安くなります。
同じ家賃でも、アパートであればマンションより広い間取りでゆったりと暮らすことも可能です。家賃は毎月必ず支払う固定費です。アパートに住み固定費を抑えることで食事や遊びにお金を回せます。
2通気性が良い
アパートは木造や鉄骨造で作られておりコンクリートは使用されません。木造や鉄骨造はコンクリートに比べ熱がこもりにくく夏場も風通しが良く過ごせます。通気性がよい分、結露やカビも発生しづらいというメリットがあります。
3天井が高い
建築基準法で部屋の天井は2.1m以上と決められていますがアパートの天井は2.3~2.4mと建築基準法より高い物件が多く、開放感があります。
天井の高さに余裕があることからロフト付きの物件も多くあります。ロフトがあれば収納スペースが増え部屋を広く使うことができます。
4静かな立地にある
アパートはマンションと比べて、駅から離れた場所に建てられます。構造上、マンションに比べ電車や踏切の音が伝わりやすく騒音に悩まされるリスクがあるからです。
その分、駅前の喧噪から外れて静かに暮らせるのが特徴。人の声や車の音が気になりづらく静かな環境で暮らせます。
アパートに向いている人まとめ
アパートはマンションに比べ5~1万円ほど家賃が安い傾向にあります。見栄えや設備にこだわりがない人であれば、アパートの方が安く広い部屋に住めます。
また、アパートは遮音性が気になる場合があるので、音に敏感でない人や、あまり家にいない人に向いています。
アパートがおすすめ人
- 家賃を抑えたい
- 外観にこだわりがない
- 音にあまり敏感ではない
- 友達を家に呼ばない
- 通気性の良いお部屋が良い
- 部屋にいる時間が少ない
アパートに向いてない人
- セキュリティ面を重要視する
- 設備にこだわりがある
- 音に敏感
- 建物の耐震性が気になる
- 友達を部屋に呼びたい
- 外観が綺麗な方がいい
アパートは「音が漏れやすい」「地震に弱い」などのネガティブな意見がある一方、「家賃が安い」「通気性がよい」などアパートならではの魅力もあります。住んだ後に後悔しないためにもじっくり吟味し自分に合った部屋を見つけてください。またアパートよりさらに家賃を抑えたい場合はシェアハウスもおすすめです。都心でも3万円台から住むことができます。