【部屋探しのコツ】ダメな不動産屋の見分け方
2021/01/27
目次
ダメな不動産屋の共通の特徴
不動産屋をたくさん巡った結果、ダメな不動産屋に共通点があることに気づきました。
以下に当てはまる不動産屋は、地雷の可能性があるので注意が必要です。
ダメな不動産屋の共通点
- 引っ越し時期が未定や2ヶ月以上先だと塩対応になる
- 店内が整理整頓されておらず清潔感がない
- とりあえず見てみましょうと強引に内見を勧める
- すぐに決めないと部屋が埋まってしまいますよと、やたらせかしてくる
引っ越し時期が未定だったり「良い物件があれば引っ越したい」というと急に塩対応になったり、物件の紹介が適当になる不動産屋は避けた方がよいでしょう。
また「人気の物件なので早く契約しないとすぐに埋まってしまいますよ!」と強引に内見や契約を勧めてくる不動産屋も、自分の売上ノルマを優先している可能性が高いです。
僕も以前行った不動産屋(アパマン)で「大家さんが家賃を2千円下げてもいいって言ってるのに申し込まないんですか!?」と、かなり強い口調で迫ってこられ、あまりの圧に契約しかけそうになったことがありました…。
確かに部屋自体はよかったんですけど、相談した家賃から2万も高いとこで、2千円下げられても自分の給料だと、とてもじゃないけど住めない物件でした。
本当に良い不動産屋なら、まずはこちらの希望条件や家賃相場をきちんと聞いてくれますし、それにあった物件を見せてくれたり、契約する・しないの判断をこちらに委ねてくれます。
不動産屋のセールストークに騙されないで!
SUUMOやHOMESに掲載されている物件が気になって問い合わせをしたら、まだ「空いてます!初期費用など詳しく説明するので是非ご来店ください」と言われ実際に店舗に足を運ぶと「残念ながら今さっきタッチの差で決まってしまいました・・・」と申し訳なさそうな表情をされた経験はありませんか?
不動産屋の中には「おとり物件」と呼ばれる実際には紹介できない魅力的な物件をあえて掲載し、入居希望者を呼び込む業者が紛れ込んでいます。当然これは違法行為です。
公正取引委員会が掲げる景品表示法第5条第3号の規定に基づく『不動産のおとり広告に関する表示』では、以下に該当する不動産の表示を禁止しています。
(1)取引の申出に係る不動産が存在しないため、実際には取引することができない不動産についての表示(例...実在しない住所・地番を掲載した物件)
(2)取引の申出に係る不動産は存在するが、実際には取引の対象となり得ない不動産についての表示(例…売約済みの物件)
(3)取引の申出に係る不動産は存在するが、実際には取引する意思がない不動産についての表示(例…希望者に他の物件を勧めるなど当該物件の取引に応じない場合)
引用元:消費者庁:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/case_003/
しかし「おとり物件」とは知らないお客さんは違法の営業を受けたことも分からないまま、似たような物件を次々と紹介されてしまいます。
1~3月の繁忙期ならば本当にタッチの差で決まってしまったのかもしれませんが、この時期以外で担当者から「問い合わせ頂いた物件は埋まってしまいました」のコメントが飛び出したら、おとり物件の可能性はかなり大です。
他にも不動産屋には定番のセールストークがあり、時間がなく焦って部屋探しをしている人は、うっかりその言葉にのせれてしまうケースもあります。
担当者がよく使うセールストーク
ダメ不動産のセールストークその1

ここで良い物件が見つからなければ他の不動産屋に行っても結果は同じですよ
不動産屋によって扱う物件は違ってきますし、交渉次第では敷金・礼金を調整してくれるところもあります。どこの不動産屋でも「結果は同じ」ということはあり得ません。こういったセールストークをされても聞き流すのがベストです。
ダメ不動産のセールストークその2
ほかにもこの部屋を検討している人がいるので早く申し込んだ方がいいですよ
『他にも検討している人がいる』は物件紹介や内見した際にでる鉄板のセリフです。確かに引っ越しの需要が高まる1~3月であれば事実の可能性もありますが、それ以外の時期であれば、こちらを急かすためのウソである可能性もあります。本当に良い物件と思えば問題ありませんが、悩むような物件であれば慌てて申し込みしないよう注意が必要です。
賢い不動産屋の選び方
賃貸物件を探すうえで一番重要なのは不動産会社選びです。家賃・間取り・設備・エリアなど借り主の条件に合った物件情報を無料で教えてくれるので、ぜひとも有効活用して良い物件に巡り合いたいところ。ここで手間を惜しみ「面倒くさいから訪問する不動産会社は一社だけ」などと考える人は確実に損をすることになります。
複数の不動産会社を訪れるべし
不動産会社によって扱う物件に差があるほか、同じ物件でも敷金・礼金が異なるケースがあります。より好条件の物件、より初期費用の低い物件を見つけるためにも、必ず複数の不動産会社を訪れることをおススメします。
賃貸物件を扱う不動産会社は、大きく「多店舗展開型」と「地域密着型」の2種類に分かれます。
CMで放送されるような大手不動産屋は『多店舗展開型』
多店舗展開型、いわゆるCMで放送されるような大手不動産屋(エイブル・アパマン等)は、なんといっても豊富な物件情報が強みです。訪れた支店で扱っていなくても情報を共有しているので別支店の情報をすぐに引き出すことができます。
また近年は競争が激化していることから、自社で契約してもらうために1~3ヶ月程度の家賃を無料にするフリーレントなどの独自サービスを設ける会社が増えてきています。そのため同じ物件でも仲介する不動産会社によって初期費用が異なる場合も多く、家賃が二ヶ月分以上の差が出ることも。
大手不動産屋のココが魅力
- 「情報量が豊富」で広範囲にわたって探すことができる
- 接客がマニュアル化されているため、平均的に愛想が良く「担当者による差異が少ない」
- フリーレント、敷金全額返済などのサービスが豊富
ただ大手不動産屋で探す際のデメリットは積極的な営業です。ノルマがあることも多く自分が希望しない条件の物件でも担当者が言葉巧みに決断を迫ってくるため押しの弱い人はそのまま契約に至ってしまうので注意が必要です。
大手不動産屋のココがイマイチ
- 歩合制やノルマがある会社は営業がしつこい場合がある
- マニュアルや方針が定められているため融通が利かない
限られたエリアのみにあるローカル不動産屋は『地域密着型』
地域密着型は地元との関係の強さが最大のメリットです。大家が「街の不動産屋さん」のみに仲介依頼をしている場合があるため大手では見つからないお宝物件が眠っている可能性があります。さらに大家と親しい場合は家賃の値引き交渉を手伝ってくれることもあり、なにかと融通が利きやすいです。
ローカル不動産屋のココが魅力
- 大手不動産会社には出ていない掘り出し物件が見つかる
- 古くから地元の大家と関係を築いているため、家賃の値引き交渉など融通が利きやすい
しかし大手とは異なり従業員のマニュアルや方針が統一されていない会社も多く「態度が横柄」や「説明不足」などハズレの会社や担当者を引き当ててしまうこともあります。また探せるエリアも限定的なので、最初から住みたい街が決まっていれば問題ありませんが、家賃相場から街を選びたい人には不向きです。
ローカル不動産屋のココがイマイチ
- 担当エリアが狭いため情報量が少ない
- 担当者による当たりはずれが大きい
多店舗展開型と地域密着型には、それぞれメリット・デメリットがあります。本当に良い物件に巡り合うためにも種類の異なる複数の不動産会社を訪れ、自分に合った会社を見つけるのがベストです。
ネットでも不動産巡りができる
普通、お部屋探しをするときは2~3件の不動産屋に通いますが、不動産屋に行っても話がかみ合わなかったり、そもそも不動産屋に行く時間がないという人にはチャット不動産を使うのも一つの手です。
わざわざ不動産屋に行かなくても「イエプラ」なら、ちょっとした空き時間にチャットで希望を伝えるだけでお部屋を探せます。
SUUMOやHOMESに載っていない未公開物件も紹介してくれますし、不動産業者だけが有料で見ることができる更新が早い物件情報サイトからお部屋を探してくれます。
不動産屋の営業マンと対面することが苦手な人、遠くに住んでいて引っ越し先の不動産屋に行けない人にもおすすめです。