年末に向けて忙しくなる前に、引っ越しを済ませようと考える方も多いのではないでしょうか?11月は1年の中でも引っ越し料金が値下がる傾向にあり、安く引っ越したい方にはぴったりの時期です。
本記事では、11月の引っ越し料金がどれくらい安いのかに加え、11月に引っ越すメリットやデメリットを解説。費用を抑えるコツもチェックして、さらにお得に新生活をスタートさせましょう!
目次
11月の引越し費用の相場
11月の引越しの平均相場 | |||
---|---|---|---|
距離 | 単身 | 2人家族 | 4人家族 |
全平均 | 3.3万 | 6.0万 | 8.5万 |
15km未満 | 2.8万 | 5.5万 | 7.9万 |
50km未満 | 3.0万 | 7.1万 | 11.7万 |
200km未満 | 3.7万 | 8.2万 | 15.9万 |
500km未満 | 4.0万 | 16万 | 26.6万 |
500km以上 | 6.3万 | 23.3万 | 33.9万 |
費用の参照元:引越し侍(https://hikkoshizamurai.jp/price/month-june/)
11月の引っ越し費用相場は、単身者の場合で約3.3万円~約6.3万円。荷物が多いと大型トラックや人手を確保するのにお金がかかるため、引っ越し人数が増えるごとに約1万円~約3万円ずつ料金も高くなっています。5人家族以上の場合では、10万円前後が相場となっています。
11月に入ると9月頃から続いた転勤シーズンも終わり、引っ越し料金は割安になる傾向にあります。例えば、9月下旬の単身者の引っ越し費用相場は約4万円~約5万円となっているため、数千円程度安くなっているのがわかるでしょう。
1ヶ月を通して見ると、賃貸物件の契約更新タイミングとなる下旬が比較的料金が上がる傾向にあります。お得に引っ越すなら、11月上旬~中旬が狙い目と言えるでしょう。
11月に引っ越すことのメリット
1費用が安い
11月は一年の中でも特にお得に引っ越せるタイミングです。
一年の中で1番引っ越す人が多いのが3月前後で、料金も割高になります。また、多くの企業が下半期を迎える9~10月も転勤が発生しやすく、2番目に料金が高くなる時期と言われています。
一方、11月は引っ越し需要もぐっと少なくなる時期。売上を確保するために、業者は料金の見直しを行います。利用希望者が現れれば、他社にとられないようにとさらに値下げに応じてくれる可能性も高いでしょう。
お得に引っ越したいなら、11月が狙い目です。
2予約がとりやすい
引っ越す人が少なくなる11月は、業者の予約も押さえやすくなります。
3月前後は特に業者の予約が埋まりやすく、業者が見つからずに「引っ越し難民」となってしまうリスクも。一方、11月は人気の土日・祝日でもわりと簡単に確保できる可能性が高いです。
自分の希望スケジュールにあわせて、新生活をスタートできるのが魅力と言えるでしょう。
3ベテランスタッフに対応してもらいやすい
荷物の運搬時に、ベテランのスタッフに対応してもらいやすいのもメリットです。
引っ越し業者も繁忙期は人手が足りず、臨時のアルバイトを雇うケースが多いです。もちろん、アルバイトも研修を経て現場に臨みますが、何年も経験を積んでいるスタッフと比べると細かい部分で差が出てしまう点は否めません。
一方、11月は引っ越す人が少ない分、スタッフも普段よりスケジュールに余裕があります。熟練のスタッフに対応してもらえば安心感があるほか、作業も効率よく進むでしょう。
4祝日が多い
11月は3日に「文化の日」、23日に「勤労感謝の日」と、祝日が2日間あるのもメリットです。
引っ越しは準備や運搬後の片付けも含めると時間がかかります。普段平日に働いている方なら、休みが少ないとなかなか作業の時間がとれず、荷造りが間に合わないケースも発生してしまうかもしれません。
一方、11月は祝日が多い分、引っ越し関連の作業に費やせる時間がぐっと増えます。休みを生かして、余裕をもって新生活をスタートできるでしょう。
11月に引っ越すことのデメリット
1日照時間が短い
11月に引っ越すデメリットは明るい時間が短い点です。
大きな荷物を運ぶ際に周りが暗いと事故のリスクが高まるため、引っ越しは明るい時間に済ませる必要があります。国立天文台の観測によると、11月下旬の日の入り時刻は16時半前後。夕方までには引っ越しを済ませようと考える人が多いため、早い時間帯の予約が取りにくい可能性があります。
2気温が低くなってくる
冬が近づく11月は、気温が低くなる点も引っ越しに影響を及ぼします。
気象庁の統計によると、東京の11月の平均気温は13.7度。10月の平均気温と比べると、約5度も低くなっているのがわかります。寒さが厳しくなると体が動きづらくなるため、荷物運搬時の事故のリスクも考えられるでしょう。
また、寒くなると厚着をするため、衣服の梱包がギリギリまで進まないケースも。直前で慌てないよう、計画的に荷造りを進める必要があります。
11月に安く引っ越すコツ
1土日祝日の予約を避ける
引っ越し費用を抑えるためには、土日・祝日の引っ越しを避けるのがおすすめです。
土日・祝日は会社や学校が休みのため、引っ越し依頼が集中しやすいです。引っ越す人が多い分、業者によっては基本料金を高く設定しているケースも考えられるでしょう。可能なら有休を取得するなどして、平日に日程を調整するのがおすすめです。
また、「文化の日」「勤労感謝の日」はどちらも日付固定の祝日となり、土日と続けて連休になる年もあれば、そうでない年もあります。引っ越しは体力を必要とするので、連休にできない年だと前後にも有休をとって連休を作る人も多いでしょう。祝日当日だけでなく、周辺も避けて予約する方が安く引っ越せる可能性も高まります。
2上旬~中旬に引っ越す
一年の中でも引っ越し料金が安い11月ですが、特に安くなるのは上旬~中旬です。お得に引っ越すなら、上旬~中旬に引っ越しを済ませましょう。
11月に限らず、月末は引っ越し依頼が増えるため料金も高くなりがちです。基本的に家賃は月払いとなるため、早めに退去してしまうと住んでいないのに家賃を支払うことになり、損をしていると感じてしまうためです。
契約内容によっては家賃を日割りにできる可能性もあるので、契約書を確認しつつ管理会社や大家さんに相談してみましょう。また、新居がフリーレント適用であれば、二重支払いを気にすることなく引っ越せます。
3複数社から見積もりをとる
業者を押さえる際は、複数社から見積もりをとって比較検討しましょう。
業者によって引っ越し料金は異なります。大手の会社は安心感がありますが、その分料金が割高な場合も。あえて中小業者を選ぶことで、料金を抑えられるケースもあります。
安易に1社で決めず、必ず複数社に問い合せたうえで業者を選びましょう。
【豆知識】安い引っ越し業者を探す方法
引越し業者によっては数万円も価格が違うことも珍しくありません。1番安い引っ越し業者をみつけるためにも複数の引っ越し業者に見積もり依頼を出すようにしましょう。
取り扱っている引っ越し業者がダントツで多い見積もりサイトは引っ越し侍です。全国332社と多く、安い業者が見つかります。また一人暮らしで近場に引っ越すなら赤帽がダントツで安くなります。
数多くから一番安い業者をみつけたい | |
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取り扱っている引っ越し業者がダントツで多い見積もりサイト。全国332社と多く、安い業者が見つけやすい。安さ重視なら電話・メールでの相談、サクッと金額を比較したい人はネットで料金比較が便利。 | |
公式サイト引越し侍 | |
一人暮らしで近場に引っ越す人向け | |
一人暮らしで近場に引っ越すなら赤帽がおすすめ。引っ越し先が20km以内、作業が2時間以内に終わる量あれば料金の目安は1万3千円と破格の安さです。赤帽の見積もりは「LIFULL引越し」でのみ可能です。ただ距離や荷物が多いほど料金があがっていくので家族や20km以上遠くに引っ越す人には不向きです。 | |
公式サイト【LIFULL引越し】 |
4早めに予約する
業者を早めに決めることも、費用を安くすることに繋がります。
一般的に、引っ越し業者は安いところから埋まってしまいます。また、あまりにも直前の予約だと、トラックや人手を追加で確保するために割増料金をとられてしまう可能性もあるでしょう。
引っ越し日程の目処が着いたら、できるだけ早い段階で業者を押さえましょう。
5荷物の量を減らす
引っ越し時に荷物の量を減らしておくのも効果的です。
引っ越し料金はシーズンの他、荷物の量に応じても変動します。荷物が少なければトラックもスタッフも最小限で済むため、費用も安く抑えられます。不要なものは引っ越し日までに確実に処分する、新しく購入するものは新居へ移ったあとに購入するなど、工夫しながら荷物を極力少なくしておきましょう。
また、荷物が少なければ業者を使わず、自分の車やレンタカーで荷物を運ぶ手段も選択肢として挙げられます。業者を使わない分、大幅に料金を抑えられるので検討してみてください。
6午前中を避ける
引っ越しは午前中を避けて予約しましょう。
引っ越しは移動後の片づけに時間がかかるため、午前中に運搬作業を済ませ、午後は荷解きに費やすといったスケジュールを組む人が多いです。早い時間帯は予約が集中する分、料金も高くなる傾向にあるため、あえて午後や夕方を選ぶことで費用を抑えられる可能性が高まります。
また、作業時間帯を業者にお任せする「フリー便」なら、さらにお得に引っ越せる場合も。時間帯にこだわらない方は、ぜひ検討してみてください。
11月の引っ越しまとめ
11月は引っ越し業界も「閑散期」となり、一年の中でも特に安く引っ越せるチャンスです。業者の予約もとりやすく、祝日を生かして準備を進めやすいのもメリットと言えるでしょう。
相見積をとる、午前中を避けるなどの工夫で、さらに料金を安くできるケースもあります。ぜひ実践して、お得に新生活の準備を進めてくださいね!