理想の部屋に住むには良い不動産屋に出会えるかで決まる
より良い部屋に住めるかどうかは、不動産屋さんとの出会いがポイントになるといっても過言ではありません。
しかし、実際にお店に入ってみないと、そこにどんな担当者がいるかわかりません。
本記事では部屋探しがうまく行かず疲れてしまった人たちの体験談と、効率よく部屋探しをするコツを解説します。
部屋探しに疲れた人たちの体験談
担当してくれた人が新卒で配属されたばかりの方で不動産に対しての知識がかなり浅かった。また、事前に探しているお部屋の条件や家賃など細かくメールで伝えてあったはずなのに、実際に店舗を訪れた際に再度条件や家賃などを細かく聞かれ情報共有もされておらず、とにかく時間がかかった。その割に希望の条件と的外れのお部屋を紹介されてがっかりした。
事前に気になると伝えていた物件の見学に行ったが、実際見てみたらあまり良くなかったのでお断りしたところ、対応が急に雑になり、帰る際には塩対応をされてとても気分が悪くなった。
アパマンショップ恵〇寿店に行ったら店長が対応してくれた。他のスタッフは店に入ると挨拶してくれたが、店長は挨拶もなかった。後ろから急に出てきて、希望する条件はないの一点張りで提案されたり、相場もよく分からないので返答に困った。内見に行く時は若い女性が対応してくれたが、帰ってくると「どうでしたか」と聞かれ、考える旨を伝えたところ、案内をしてくれた若い女性に「何か余計なことを言ったか?」と責め始めて気まずかった。若い女性が原因ではなく、その店長の対応が嫌でここで借りるのは辞めようと思った。今、その店長はもうこの店にはいなく、恵比寿内で独立して不動産会社を出したらしいが絶対利用したくない。
コロナ渦の中での物件探しに不安を感じていた。HPでは感染対策に力をいれている旨が書かれていたが、形だけで、従業員の感染対策への意識は低いように感じた。マスクをしてはいるが、鼻が隠れていない方に担当されて、とても気になった。マスクが緩いのか、よく下がってくる。それを直すためにマスクに手を触れるが、その手で書類を触り、渡してくる。もう少し徹底した感染対策をしてほしい。
絶対に外せない条件を提示しているのに、それらが叶っていない物件ばかり紹介された。確かに、おすすめの物件なのかもしれないし、いい点もあるのかもしれないが、私なりの絶対に外せない条件を除外されたうえに、こっちのがいいと強く言われイヤに気分になった。
良い不動産屋を外観から見分けるコツ
不動産屋に訪問する前に、不動産屋さんの性格を探る方法があります。
それは、店頭に貼られた物件情報チラシの状態を確認することです。チラシの情報はその不動産屋さんの信頼度をみるうえで、とても重要なポイントになります。
たとえば物件の紹介に『厳選』や『格安』『業界一』といった抽象的なキャッチフレーズをつけるのは不動産公正取引協議会によって禁止されています。
実際に仲介手数料が0円になる物件は数件しか取り扱っていないのに『仲介手数料0円物件有り!』と記載したり、『人気物件につきお急ぎください』と契約をあおる表現なども全て違法です。違反すれば6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
物件検索サイトであれば大勢の人の目に触れるため記載されることはありません。しかし限られた人にしか見られない店頭のチラシでは違反行為を行っている不動産屋も実は数多く存在します。
店頭チラシにこんなワードがあった場合はダメな不動産
- 『完璧』『完全』など全く欠けるところのない、または、全く手落ちがないことを意味する用語
- 『当社だけ』『業界初』など他社の提供するもの、または、他社よりも優位に立つことを意味する用語
- 『厳選』『特選』など一定の基準により選別されたことを意味する用語
- 『最高峰』『最高級』など最上級を意味する用語
- 『激安』『格安』など著しく安いという印象を与える用語
こうした違法表示をしている不動産屋は悪徳業者である可能性が高いので避けるのがベストです。
このように物件情報チラシを確認することで、その不動産屋さんがどれだけ誠実なのかが分かります。まずは入店する前に必ず店頭チラシを冷静にチェックしましょう。
会話から良い不動産屋を見分けるコツ
不動産屋さんに入ると、最初に話をした営業マンが担当者となることがほとんどです。
ここで「第1印象」も重要な材料になります。
あなたの質問に対して、分かりやすくきちんと答えてくれるか、簡単なことでもよいのでいくつか質問してみましょう。
そこでうまく答えられない担当者であれば、経験が浅いか、親身になって探してくれる可能性は低いです。
最初に紹介した物件があなたの希望に合わない場合も、親身になって別の物件を見つけようとしてくれる人が理想です。
ほかにも専門用語を連発してくる、短時間で決めさせようとする担当者も避けたほうが無難です。
また試しに、「ほかの不動産屋さんでも探してもらっている」と言ってみる方法もあります。本当でなくてもOK。いわゆるカマかけです。
そこで「あの店は評判悪いですよ」などと他社を悪くいったり、「今ここで決めないと損しますよ」と急かしてくるようであれば、その不動産屋で物件を探すのはやめた方がよいでしょう。
ダメな不動産屋の共通点
- 引っ越し時期が未定や2ヶ月以上先だと塩対応になる
- 店内が整理整頓されておらず清潔感がない
- とりあえず見てみましょうと強引に内見を勧める
- すぐに決めないと部屋が埋まってしまいますよと、やたらせかしてくる
- こちらの意見を聞かず希望条件と違う物件をすすめてくる
- 専門用語を連発してくる
- 他社のことを悪く言う
上記に当てはまる不動産屋は、地雷の可能性があるので注意が必要です。
ただし年収に見合ってない物件ばかりを希望すると、どんなに良い不動産屋でもあなたに物件を紹介しづらくなります。
そのため、収入に見合った家賃の物件を選ぶことが大切です。目安としては、家賃は手取りの30%以内。
手取り20万円であれば6万円以下の部屋を探すのがベストです。30%を超える物件は入居審査の段階で落ちる可能性が高いです。
部屋探しのコツまとめ
部屋探しで疲れた人の体験談と効率の良い部屋探しのコツを紹介しましたが、いかがでしたか。部屋探しで疲れた人の体験談を募集したところ実に100件以上のコメントを頂きましたが、その8割以上が不動産屋の接客対応に対する不満でした。
最初から良い営業マンに出会えるのが理想ですが、こればかりは運ですので何件回っても出会えないこともあります。
そういった場合は焦らずじっくり時間をかけて探しましょう。ゆっくり探すことにより良い営業マン、良い部屋に出会える可能性も高くなります。
ただ急な転勤、進学や就職でゆっくり部屋探しにかける時間がない場合は、先ほど紹介した『部屋まる。』などネットのサービスを活用するのがおすすめです。
どちらも地域の家賃相場や治安などを教えてくれるので部屋探しでの失敗が少なくなります。この記事を読んでくれたみなさんに希望の予算やライフスタイルにあった理想のお部屋が見つかりますように。