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部屋探しのおすすめの時期は?
「転勤が決まった!」「実家暮らしを卒業して、憧れの1人暮らし!」など、多くの人が経験する「部屋探し」。しかし、いざ引っ越しとなると「いつから部屋探しをすればいいの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
部屋探しは早すぎても損をしてしまったり、遅すぎても希望日に引っ越しが間に合わなかったりすることも。そこで、今回は部屋探しを開始する時期の目安や、実際に部屋探しをする際のコツを解説します。
1部屋探し開始の目安は「入居日の2ヶ月前」
部屋探しを開始する時期の目安は、おおよそ入居日の「2ヶ月前」です。2ヶ月前頃から徐々に情報収集を始め、入居日の1ヶ月前頃には不動産屋で内見をしましょう。仮に、進学や就職で4月1日から新生活を始める方の場合、2月中には動き始めるのがベストです。
なお、部屋を申し込んでから実際に入居できるまでは、一般的に2週間ほどかかります。申し込みから入居までの間には必要書類の提出や入居審査があり、それぞれに時間がかかると入居までの期間がさらに伸びることも。
余裕を持って、部屋を決めてから入居するまでを1ヶ月程度で見積もると、さらに1ヶ月前頃から部屋探しを始めれば慌てずに済みます。
これらを踏まえ、入居日の2ヶ月前から部屋探しを始めるのが理想のスケジュールです。
2早く動き出しても損する可能性も
「入居日までに間に合わないと怖いから早めに動き始めよう!」と考える方も多いと思います。しかし、部屋探しは早めに動けばいいとは限りません。早く部屋探しを始めることで、結果損をしてしまう可能性もあります。
もし早い段階でいい部屋を見つけられても、部屋の仮押さえはできません。逆に、入居日まで部屋をキープするために余計な家賃がかかってしまう可能性があります。現在賃貸契約をしている方の場合、今住んでいる部屋と家賃が二重で発生してしまうことも。
住んでいない部屋にお金を払う事態を避けるためにも、入居日までのスケジュールを見積もって部屋探しを進めるのが重要です。
3閑散期に探すと安い物件に出会えることも
入居時期にこだわりがない場合、部屋探しは閑散期を狙うのもおすすめです。
賃貸業界の繁忙期は、春に向けて進学や就職する方が多い「1~3月」と職場の転勤が多い「9~10月」。一方、4月~8月は閑散期と言われ、「利用客が少ないので不動産屋のスタッフが丁寧に対応してくれる」「入居日の交渉に応じてもらいやすい」などのメリットがあります。
また、空き部屋に住んでもらおうと大家さんが家賃を下げるため、繁忙期よりも家賃が安い物件が出回ることも。さらに、閑散期は引っ越し業者もキャンペーンを行っている可能性が高いです。少しでもお得に引っ越しをするなら、部屋探しをする人が少ない4~8月を狙いましょう。
後悔しない部屋探しのポイント
新しい部屋に住むときの初期費用は数十万という大金がかかります。一時的な衝動で部屋を借りたものの住んでから「北向きで、昼間でも日が入らず部屋が暗い」「外の騒音が酷くで眠れない」と後から後悔しないようあらかじめ部屋探しのポイントを押さえておきましょう。続いては部屋探しのポイントを解説していきます。
1まずは情報収集が大事
不動産屋さんに出向く前に、徹底的に情報収集を行いましょう。
まずは住みたいエリアを定め、周辺の様子や交通利便性をチェックしておくのが大切です。実際に住みたい街を歩いてみて、街の雰囲気を確認してみましょう。
自分の足で歩いてみると、歩いている人やお店の様子から、自分が暮らす際のイメージがつかみやすいです。特に、女性は夜に歩いてみて「街灯が十分にあるか」「治安はどうか」などを確認しておくのも重要なポイントです。
【豆知識】人気エリアに3万円台で住むコツ
一人暮らしで治安の良い場所に住むなら「クロスワンルーム」がおすすめです。
三軒茶屋や中目黒など治安の良い人気エリアに家具家電付きで、家賃も38,000円から借りれます。
シェアハウスも借りれますが、個人的には気を使わないワンルームがおすすめです。
公式サイトクロスワンルームの公式はこちら2希望条件を整理しておく
エリアや物件の情報収集とあわせて、入居時の希望条件も整理しておきましょう。具体的には、「入居予定日」「家賃の上限」「部屋の間取り・広さ」「駅からの距離」などを明確にしておくのが大切です。希望条件を事前に整理しておけば、内見する物件が少なく済みスムーズに部屋探しができます。
希望条件を明確にしたら、条件に優先順位をつけておくのも重要なポイントです。候補物件がいくつか出て迷った際は、あらかじめ決めた優先順位をもとに部屋を選びましょう。
ただし、いざ条件を洗い出しておいても、すべての希望条件が叶う物件に出会えるとは限りません。特に家賃は手取りから逆算して考えることが大事です。一般的に家賃の上限は管理費込みで手取りの30%以下が目安と言われています。
例えば、手取り金額が月25万円だった場合、家賃の上限目安は7万5千円以下になります。
手取りから見る家賃の例 | |||
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手取り額 | 賃料の目安 | 手取り額 | 賃料の目安 |
15万 | 4.5万 | 25万 | 7.5万 |
16万 | 4.8万 | 26万 | 7.8万 |
17万 | 5.1万 | 27万 | 8.1万 |
18万 | 5.4万 | 28万 | 8.4万 |
19万 | 5.7万 | 29万 | 8.7万 |
20万 | 6.0万 | 30万 | 9.0万 |
21万 | 6.3万 | 31万 | 9.3万 |
22万 | 6.6万 | 32万 | 9.6万 |
23万 | 6.9万 | 33万 | 9.9万 |
24万 | 7.2万 | 34万 | 10.2万 |
実際、入居審査の際は「家賃を継続して払える人物か」を見ているため、年収と見合わない家賃の物件を希望すると審査に通らない可能性が高いです。
3初期費用を見積もっておく
部屋探しをするにあたり、あらかじめ必要な費用を計算しておくのも大切です。
新生活にかかる費用は、主に「賃貸契約の初期費用」「引っ越し費用」「家具などの購入費」の3つ。特に「賃貸契約の初期費用」は、家賃の5ヶ月分が相場と言われています。
家賃7万円の部屋を借りる場合の初期費用例 | |
---|---|
項目 | 金額 |
礼金 | 0 |
敷金 | 70,000 |
家賃 | 70,000 |
前家賃 | 70,000 |
仲介手数料 | 77,000 |
火災保険料 | 20,000 |
ハウスクリーニング代 | 20,000 |
保証会社初年度代金 | 37,000 |
合計 | 364,000 |
鍵の平均費用は1万円~2万円程度。保証会社初年度代金の平均は家賃の0.5カ月程度。保証会社は家賃を滞納した場合に代理に払ってくれるので加入必須のところもあるが連帯保証人がいれば不要なケースもあり。
家賃7万円の物件を借りる場合、「敷金」が家賃1ヶ月分、入居する月の家賃を払う「前家賃」が1ヶ月分、不動産会社への仲介手数料が1ヶ月分、その他「火災保険料」や「鍵の交換手数料」が発生します。
礼金も本来1ヶ月分かかりますが、交渉次第では0円にできることもあるので不動産屋に交渉してみましょう。
そのほか「引っ越し費用」「家具などの購入費」は人によって金額が異なりますが、新生活を始めるのにまとまったお金が必要な点は否めません。引っ越し直前に慌てないよう、事前にかかる費用を計算しておきましょう。
不動産屋で物件を紹介してもらおう
13週間~1ヶ月前には不動産屋へ
入居日の3週間~1ヶ月前頃になったら、いよいよ不動産屋へ出向いて内見を進めます。
不動産屋を訪れる際は、前日までに予約をしておくのがおすすめ。予約無しに直接不動産屋を訪問しても対応してもらえますが、スタッフの人数が限られているため、次に予約が入っていると詳しく話が聞けない可能性があります。
あらかじめ予約をしておけば、希望の物件を当日すぐに内見させてもらえることも。また、予約時に希望条件を伝えておくことで、スタッフが条件に見合った候補物件を複数探しておいてくれます。スムーズに部屋探しを進めるためにも、予約をしたうえで不動産屋を訪問しましょう。
2来店する際はきちんとした服装で!
不動産屋を来店する際は、きちんとした服装で向かうのも重要なポイントです。
いざ入居したい部屋が見つかった場合、次に行われるのが入居審査。実際に入居審査を行うのは大家さんですが、不動産屋のスタッフが気になった点を大家さんに伝える場合もあります。
仮に「近所とトラブルを起こしそう」などと判断された場合は入居審査が通らない可能性も。そのため、第一印象を良くしておくのは大切です。スーツなど堅苦しい服を着ていく必要はありませんが、清潔感のある服装で来店するようにしましょう。
3複数の不動産屋を巡るのが理想
最後に、複数の不動産屋をはしごするのも理想の部屋探しをするコツ。部屋探しをする際に、1つの不動産屋で決める必要はありません。
不動産会社によって紹介できる部屋は異なります。そのため、いくつかの不動産屋を巡ればより希望条件にあった部屋が見つかる可能性が高まります。
また、不動産屋によってさまざまなスタッフがいるので、不動産屋をはしごすれば親身に相談に乗ってもらえるスタッフに出会えるかもしれません。
希望通りの部屋を見つけるのは、新生活をいいものにするためにも重要なこと。時間をかけて、より自分の理想にあった部屋を探しましょう。
賃貸契約中の場合、退去連絡は早めに行う
新しい部屋の入居日が決まったら現在賃貸契約をしている方は、早めに退去の連絡をしておきましょう。
一般的に、退去する1~2ヶ月前には大家さんか不動産会社に連絡する必要があります。解約連絡が遅いと、引っ越し後にもかかわらず家賃が発生してしまったり、違約金が発生してしまったりする可能性があります。連絡期限を確認のうえ、早めに退去の旨を伝えておきましょう。
部屋探しの時期まとめ
部屋探しを開始する目安時期、部屋探しのコツについて解説しました。
部屋探しは入居日のおおよそ2ヶ月前から動き始めるのがベスト。まずは情報収集を行い、入居日の1ヶ月前頃には不動産屋に出向いて内見・入居申し込みと進めるのが理想です。入居日から逆算して、スケジュールを見積もりましょう。
本記事で紹介したコツを踏まえ、理想の部屋を見つけてくださいね。