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派遣社員でも賃貸物件の入居審査を通すコツ8選

入居申込

派遣社員だと賃貸物件の入居審査が通りづらい?

賃貸物件を契約する際に必ず行われる「入居審査」。せっかく条件のそろった物件を見つけても、審査に落ちてしまったら残念に思うでしょう。特に派遣社員の方は、審査に通るか不安な方も多いのではないでしょうか。

賃貸物件の入居審査時には、主に「年収」「勤務先」「保証人」などを申告します。そして、申告内容をもとに審査されるのは「入居希望者が長期的に家賃を支払える能力があるか」です。たしかに正社員と比べると、非正規雇用である派遣社員は世間的に雇用が安定していないイメージが否めません。

しかし派遣社員だからといって賃貸物件を借りられないことはありません。本記事は、派遣社員が賃貸物件を借りる際のコツをいくつか紹介します。

 

派遣社員が賃貸物件を借りるコツ

1家賃が手取りの30%以内の物件を探す

派遣社員の方が賃貸物件を探す際、家賃が手取りの30%以内の物件を探しましょう。給与全額で見ると実際は税金が引かれてしまうため、あくまで手取りで見るのがポイントです。

例えば、手取り金額が月18万円の派遣社員の場合、家賃の上限目安は6万円になります。

手取りから見る家賃の例
手取り額賃料の目安手取り額賃料の目安
15万4.5万25万7.5万
16万4.8万26万7.8万
17万 5.1万 27万8.1万
18万5.4万 28万8.4万
19万5.7万29万8.7万
20万6.0万30万9.0万
21万6.3万31万9.3万
22万6.6万32万 9.6万
23万6.9万33万9.9万
24万 7.2万34万10.2万

実際、入居審査の際は「家賃を継続して払える人物か」を見ているため、年収と見合わない家賃の物件を希望すると審査に通らない可能性が高いです。

また、あまり高い家賃の物件に決めてしまうと、後になって生活費のやり繰りが困難になる危険性があります。特に家賃は固定費のため、生活費を圧迫しないようなるべく安い物件を選びましょう。

派遣社員の場合、連休が多い月だと給与が減ってしまうため、できれば給与が少ない月でもやり繰りできるぐらいの家賃を選ぶのがベストです。また、いざ住んでから家賃を支払うのが困難にならないよう、物件を決める前に実際の生活費をきちんとシミュレーションしておきましょう。

2収入の安定した保証人を立てる

派遣社員の方が賃貸物件を契約する際、収入の安定した保証人を立てましょう。保証人は、物件を貸す側にとっては非常に大事な立場。もし物件契約者が家賃を払えなくなった場合、オーナーは保証人に家賃を請求できます。そのため、審査では入居者と保証人をあわせて信用できる人物かを見ています。

保証人は物件の契約者と近い人物であり、かつ安定した収入が見込める人物であるほど審査に通りやすいです。社会的信用の高い職業についている、もしくは長く働ける、両親や兄弟などがいいでしょう。もし保証人を立てるのが困難な場合、保証会社を使える物件を探すのもおすすめです。

3提出書類の準備や確認はしっかりと

賃貸物件の契約の際、提出書類の準備や確認はしっかり行いましょう。提出書類は不動産会社によって異なりますが、一般的には住民票や身分証明書、勤務先や収入が分かるものを提示する場合が多いです。

特に、勤務先での発行が必要な書類は、早めに勤務先に伝えて準備しましょう。書類の準備に時間がかかると、入居意思が低いと見なされ審査に落ちてしまう場合があります。

また、審査時に「勤務先」を申告しますが、派遣社員の方の場合「派遣元の会社」を書くべきか「実際の勤務先」を書くべきか迷うでしょう。

本来は「派遣元の会社」を書くべきとされていますが、審査によっては実際の勤務先を聞かれる場合もあります。どのように申告すべきか、書類提出前に不動産会社へ確認するのがベストです。

4派遣元会社に在籍確認の電話が来ることを伝えておく

賃貸物件の審査によっては、入居希望者の身元確認で勤務先に電話する場合があります。そのため、派遣社員の方は在籍確認の電話が入ることを派遣元に事前に伝えておきましょう。

特に大きな派遣会社に属している場合、派遣社員の名前を言われても派遣会社はすぐにわからない可能性が高いです。また、どの派遣社員か特定できていたとしても、個人情報の問題で「回答できない」と返答する場合もあります。

しかし、身元確認が取れないと賃貸物件の審査に通りづらくなります。落ちるのを防ぐためにも、必ず派遣会社には先に事情を説明しておくようにしましょう。

   

5これまでの勤務実績があればあわせて説明する

もし今の勤務先に勤めて日が浅い場合は、今までの勤務実績もあわせて話しておくといいでしょう。実際、審査では勤務経験が長ければ長いほど有利になります。

学生から派遣社員になりたての場合や、長年のブランクがある場合は不利な印象を与えがちです。

家賃を払える能力があると証明するためにも、勤務経験年数は重要な判断材料となります。審査に通るためにも、プラスになりそうな実績はアピールしておきましょう。

6嘘や隠し事はしない

最後に、賃貸物件契約時に嘘や隠し事は絶対にしてはいけません。審査に通りたいあまり、勤務年数など嘘の情報を書きたくなってしまう気持ちもあるでしょう。しかし、いくら審査に通ったとしても、虚偽申告がばれると最悪の場合契約解除になってしまいます。

なにより、不動産会社やオーナーは入居者を信用して大切な物件を貸しています。物件を貸す側の気持ちを考え、正確な情報を伝えましょう。一方で、もし入居に不安な点があればきちんと質問し、双方が理解しあったうえで賃貸物件の契約を進めていくのが良いでしょう。

7審査に通りやすい物件を紹介してもらう

賃貸物件の中には審査に通りやすいものもあり、不安な派遣社員の方は候補に入れるのもおすすめです。

まず審査に通りやすい賃貸物件は「管理者が個人」の物件。物件の管理者は不動産会社か個人に分かれますが、不動産会社が管理している物件は審査基準が厳しい場合が多いです。

一方、個人で管理している物件はオーナー次第の審査となり、不都合な点があっても説明すれば通してくれる可能性も高いです。

次に、空き室が続いている物件もねらい目です。空き室ではオーナーに家賃収入が入らないため、住んでもらうためにも審査基準を低くしている可能性が高いからです。

ただし、空き室が続いている物件は「駅から遠い」「築年数が古い」など条件が悪いものも多いため注意しましょう。人によっては問題ない場合もあり、よく確認しつつ検討してみるのも1つの手です。

また不動産会社に自分の希望条件を積極的に伝えづらい人にはネット上で営業している不動産屋を利用するとよいでしょう。

8不動産会社に行く際は服装や言動にも注意

賃貸物件を探しに不動産会社へ出向く際には、不動産会社に悪い印象を与えないよう気をつけましょう。

審査の際は「長期的に家賃を払えるか」に加えて、「住んだ後にトラブルを起こす人物でないか」も見ています。実際に審査をするのは賃貸物件のオーナーですが、少しでも気になったことがあれば不動産会社はオーナーに伝えるでしょう。

そのため、印象を良くするためにも、不動産会社へ行く際は清潔感のある服装や丁寧な態度を心がけてください。

なお、「ルームシェア」や「同棲」などの複数人契約も、不動産会社やオーナーにとってはあまり良い印象を持ちません。住んだ後に何かの事情で入居人数が減った場合、家賃の支払いが難しくなると判断されるためです。特別な事情がない限り、賃貸物件の契約は1人で行うのがベストです。

 

派遣社員で賃貸物件を借りるコツまとめ

派遣社員が賃貸物件を借りる際のコツについて紹介しました。

正社員と比べると安定性に欠ける理由から、派遣社員は賃貸物件を借りるのにやや不利なのは事実です。しかし、あくまで「審査が正社員よりも厳しくなる」という意味であり、派遣社員だからといって賃貸物件を借りられないわけではありません。

審査では勤務形態以外にもさまざまな要素を元にして、「家賃を継続して払える人物か」入居後にトラブルを起こさない人物か」を総合的に判断しています。

契約者の印象や保証人など、物件を貸す側が「この人は大丈夫」と思う情報があれば、派遣社員の方も希望物件に入居できるでしょう。

なお、賃貸物件の契約においては、物件を借りる側と貸す側の双方の理解が不可欠です。賃貸物件を探す際は現状や希望条件を正しく不動産会社に伝え、逆にわからないことがあればしっかりと説明してもらいましょう。時間をかけて、納得のいく賃貸物件探しを進めてください。

   

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記事を書いた人

ゆうと

経歴:大手IT企業でウェブデザインを学び職種転換を図るため退職。現在は不動産関係のメディア運営に従事。街の住みやすさや治安を現地調査するがモットーです。当サイトは「dayday.」や「ヒルナンデス」などテレビでも取り上げられています。

   

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