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内見のチェックポイント14選!持ち物や聞くべきことも解説

内見

部屋探しをしていて気に入ったお部屋が見つかったとき、不動産会社から内見を勧められます。

しかし、内見にいっても「どこをチェックすればいいの?」「部屋の広さは分かるけど、それ以外がいまいちピンとこない」と悩むことがあるかもしれません。

そこで当記事では、内見時のチェックポイントやあると便利な持ち物を紹介します。不動産会社に聞くべきことも解説しているので是非参考にしてください。

内見とは?

部屋の内見

内見とは気に入った賃貸物件を見つけた際に、実際にその部屋を訪れて見学することを指します。

最近はSUUMOやHOMESの賃貸ポータルサイトでも物件の間取りや内部の写真を確認できます。設備についても細かく記載がありおおよそのイメージを掴むことは可能です。

しかしお部屋選びにおいては自分の目で見て実際に確認することはとても大切です。画像では良さそうに思えたけど、内見に行ってみたら思ったよりイマイチだったというのはよくある話です。入居した後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、内見はしっかりと行うようにしましょう。

 

内見のチェックポイント14選

チェックポイント

内見の時に確認しておくべき項目をまとめました。

住人の民度が分かるチェックポイント

ゴミ置き場

住みやすい場所は、住んでいる住人のモラルに左右されます。いくら部屋が住みやすくても隣人トラブルが起きては意味がありません。

物件を内見する際は部屋だけでなくゴミ捨て場をチェックしましょう。回収日でもないのにゴミが置いてある場合はモラルの低い住人が暮らしている可能性があります。

またカラスに荒らされてゴミが散乱している場合なども管理会社の対応がいい加減なケースも考えられます。

エントランスの貼り紙

エントランスにある掲示板に注意書きの貼り紙がないかもチェックポイントです。注意書きの内容によっては入居者の質や建物の構造に問題があることが分かります。

これは以前、私が住んでいたマンションに配布されたお知らせです。(エントランスにも貼られていました)

騒音に関するお知らせ

この1枚だけで、エレベーターでおしっこをする非常識な人がいること、9時以降に楽器を弾く配慮に欠けた住人がいること、ドアの開け閉めでさえ音が漏れる壁薄物件であることがわかります。

間取りが広い割に家賃がリーズナブルな物件でしたが、家賃がやたら安い物件は「ワケありの人」や「モラルが欠如している人」の割合が多く女性が一人で住むには注意が必要です。

ベランダ

ベランダから民度をチェックできる

ベランダから民度をチェックできる

ベランダからも住んでる人の人間性が分かります。もしベランダにゴミが放置されていた場合、住人の民度は期待できません。また生ゴミの異臭でゴキブリやハエが発生しやすくなります。

周辺にゴミを溜めこむ住人がいると、どれだけ部屋を綺麗に保っていてもゴキブリやハエが侵入してくるリスクがあります。

部屋のチェックポイント

扉や窓の開閉

窓や網戸、ドアなどを開閉してみましょう。スムーズに開け閉めができない、ギーギーと音がする場合は要注意。老朽化によって物件に傾きやゆがみが生じている可能性があります。特に網戸のたてつけは必ずチェックしましょう。

網戸に隙間ができていると、夏場の夜は蛍光灯の光に誘われて虫が侵入してきます。結果、空気の入れ替えができず部屋に臭いがこもったり、夏場は窓を閉めてクーラーを使い続けることになり、電気代が高くついてしまいます。

電波が入りやすいか

周りに高い建物があったり、木造物件の場合、電波が入りにくいことも。リモートワークも増える中、ネットや電話が繋がらないとトラブルが起きてしまうかもしれません。内見時には携帯で電波がきちんと入るかもチェックしましょう。

照明器具

部屋に照明器具が付いているかもチェックしましょう。もし照明器具が付いていない場合、自分で用意する必要があります。天井に「丸型フル引掛シーリング」「フル引掛ローゼット」「角型引掛シーリング」「コンセント付引掛埋込ローゼット」「引掛埋込ローゼット」「丸型引掛シーリング」の いずれかが設置されているか確認し、形に合った照明器具を選ぶ必要があります。

ライトの種類

照明器具の種類により設置方法が異なりますが、シーリングライトなどは、自分で簡単に設置することができます。

日当たりや風通し

部屋の明るさや、洗濯物の乾きやすさは日当たりはによって左右されます。

室内の窓を開けて、日当たり、風通しを確認しましょう。南向きの物件でも、周辺に高い建物があり風や日差しが入らないこともあります。

特に向かいに大きなビルや高層マンションが建っていたら、日当たりが悪いことを考慮しておきましょう。また窓からマンションやビルの中が見える場合、こちらの様子が丸見えになるという不安からカーテンを閉めた生活を余儀なくされてしまうことも。

部屋の臭い

内見をした際、部屋からイヤな臭いがすることがあります。大抵は水回りが原因です。キッチンやお風呂場など、長期間水を流さずにいると排水口のトラップ部分でフタの役割をしていた水が蒸発。

排水トラップ

下水のような異臭が上まであがってきてしまうのです。臭いがする場合、水を流してもらい、臭いが収まるか確認したり入居までに改善できるか不動産会社に訪ねてみましょう。

また前の住人の生活臭やタバコ臭など、少しずつ蓄積した臭いが壁紙に染みついて臭っている場合もあります。臭いがどうしても気になる場合は壁紙を貼り換えられるかも予め相談してみてください。

また部屋全体からカビ臭さを感じた場合は家賃や設備が魅力的でも避けた方がよいです。内見する際、必ず大家に確認がいきます。内見すると分かっているにも関わらずメンテナンスを怠りカビ臭さを放置する大家は入居後もトラブルに対応してくれない可能性があります。

また確実に異臭を避けたい人は新築物件から探すのもひとつの手です。新築なら、排水口もキレイな状態ですし、他人の生活臭もしません。

コンセントの数と位置

コンセントの位置や数によって置ける家電の数が決まってきます。延長コードを使う方法もありますが、見映えが悪くなるうえに歩く際に邪魔になる場合も。特に、炊飯器や冷蔵庫など多くの家電を配置するキッチンには、コンセントが最低でも4つあると安心です。

洗濯機置き場の場所

室外に洗濯機がある場合、夜に洗濯機を回すと騒音トラブルになることがあります。室内に比べ洗濯機を使用する時間帯に気を付ける必要があります。

音の漏れ具合

隣人や自分の生活音が丸聞こえになる物件はストレスが溜まります。住んだ後に後悔しないためにも内見時に音のチェックは必ず行いましょう。

床や壁の遮音性を確認するため、部屋が二つある場合は隣の部屋に行って不動産会社の担当者と壁越しで会話し、どれほど声が聞こえるのかチェックしてみてください。

一部屋しかないワンルームの場合は、不動産屋の担当者と話しながら、声の反響に耳を澄ませてみてください。音が不自然に反響する部屋は音が吸収されていないため、遮音性が低く隣の生活音が聞こえる可能性が高いです。

周辺環境のチェックポイント

時間帯別の雰囲気

内見時は物件だけでなく、買い物スポットや病院の有無などの周辺環境もチェックしておきましょう。あえて別の日に時間をとって周辺を歩いてみるのもおすすめです。

通勤時間に駅がどのくらい混雑するか、自転車を使う場合は、駅前に自転車置き場があるかも確認しましょう。また実際に歩いて、部屋から駅までの所要時間を計ってみることも忘れずに。

休日を想定して、周辺の騒音や、日中の日当たりの良さを確認しましょう。商店街やスーパー、銀行や病院などがどこにあるか。また営業時間も調べておくと、住みやすさを考えるうえでの目安となります。

帰宅時間にどの程度お店が開いているかをチェックし、夜道は暗くないか、酔っぱらいやあやしい身なりの人が歩いていないかなど、街の雰囲気も確認しましょう。

必要なお店はあるか?

家から徒歩3~5分ほどで行ける範囲内に何があるか調べておきましょう。ポイントは、施設やお店の多さではなく自分にとって必要なお店があるかどうかです。

自炊派する人であれば近くに食材を買えるスーパーがあると便利ですし、帰宅時間が遅い人はスーパーが何時まで営業しているかも重要になってきます。

反対に外食派メインの人なら、飲食店が多い場所が暮らしやすいでしょう。このほか、コンビニやドラッグストア、フィットネスクラブ、病院などの場所も合わせて確認しましょう。

自分の暮らしに必要なもの、近くにあると便利なものが何かをイメージしながら周辺の環境をチェックするのがポイントです。

外側から物件をチェック

幹線道路の近くなら、内見する際、建物を外からチェックしましょう。天候や時間にもよりますが、窓を開けたり洗濯物を干したりしている部屋がない場合は、空気の汚れや騒音が深刻な可能性があります。

また女性の場合、駅から物件までの道を歩き街灯はあるか、人目につかない空き地がないかなどを確認しておくと安心です。

周辺の治安

毎日安心して暮らすためにも、治安の良さは重視すべきポイントです。周辺にある施設からも治安の良さは判断できます。

例えば、パチンコ店や風俗店があったり、深夜まで開いている飲み屋がある場合は要注意。夜遅くに1人で歩いているとトラブルに巻き込まれる危険性があるので近隣に住むのは避けましょう。

また地域の情報に触れている不動産屋に情報を聞くのもおすすめです。

   

内見時に必要な持ち物4選

内見時に必要な持ち物

  • スマートフォン
  • メジャー
  • 家具の寸法メモ
  • 筆記用具

後から見返してイメージできるようスマートフォンのカメラで室内を撮影しましょう。壁や床に傷がある場合は証拠として撮影しておくと入居前に補修してもらうか家賃を減額してほしいなど交渉材料にできます。スマートフォンには方位磁石のアプリも入っており方角も確認できて便利です。

予め家具の寸法をメモしておくのもポイント。今使っている家具がきちんと入るか「幅」や「高さ」を測り、イメージする場所に設置できるか確かめましょう。

特に洗濯機や冷蔵庫、ソファーなど大型家電・家具は、物件によってはサイズが合わないことも意外とあります。

また大型の家具・家電は、室内にはスペースがあっても、その場所までの搬入経路が狭くて搬入できないケースもあります。

特に分割して運べないソファー、大型冷蔵庫や洗濯機などは要注意。トラブルにならないように、玄関や廊下の幅についても忘れずに計測しておきましょう。

内見時に聞くべきこと4選

内見時に聞くべきこと4選

空き室期間

空き室になってからの期間を聞いてみてください。空き室期間が短いほど、人気の高い物件だと判断できます。

一方、空き室期間が長いなら住みづらい理由があるのかもしれません。その場合はなぜずっと空き室期間が続いているのか担当者に確認しましょう。「駅から遠い」「築年数が古い」など、人気がない理由が自分の納得いくものであれば問題ありません。また空き室期間が長い物件は値下げ交渉に応じてもらえるチャンスもあります。

前入居者の入居期間、退去理由

前の入居者が長く住んでいたのなら、住み心地の良い物件の可能性が高いです。加えて退去理由が「進学」「転勤」などのやむを得ない退去だと安心です。

一方、一般的な契約期間である2年に満たず退去している場合は、何らかの住みにくい理由があるかもしれません。退去理由や入居期間を担当者に聞いてみて、正確に答えてくれない場合も要注意です。

どんな人が住んでいるか

他の入居者がどんな人かも後の生活に大きく関わってきます。個人情報のため細かくは教えてもらえませんが、「家族で住んでいる人が多い」「学生さんが多い」程度であれば教えてもらえるので聞いてみてください。

過去にトラブルが発生していないか

過去にトラブルやクレームが1度でも発生しているかも聞いてみましょう。もしトラブルがあった場合、モラルの低い住人がいたり、自身が巻き込まれたりするリスクがあります。

ただし不動産会社も部屋に住んでほしいのでトラブルやクレームがあっても知らないふりをすることも。もし気になる場合はエントランスや近隣エリアに設置されている掲示板をチェックしてみるのもおすすめ。「騒音によるクレームがありました」「ゴミ出しルールを守ってください」などの具体的な張り紙があるなら要注意です。

 

手取りに見合った部屋を選ぶ

新しい新居を探す際、なんといっても重要なのが月々の家賃額です。一般的には家賃は管理費込みで手取りの30%以下が目安になります。

例えば、手取り金額が月25万円の場合、家賃の上限目安は7万5千円になります。

手取りから見る家賃の例
手取り額賃料の目安手取り額賃料の目安
15万4.5万25万7.5万
16万4.8万26万7.8万
17万 5.1万 27万8.1万
18万5.4万 28万8.4万
19万5.7万29万8.7万
20万6.0万30万9.0万
21万6.3万31万9.3万
22万6.6万32万 9.6万
23万6.9万33万9.9万
24万 7.2万34万10.2万

入居審査の際は「家賃を継続して払える人物か」を見ているため、年収と見合わない家賃の物件を希望しても審査に通らない可能性が高いため注意が必要です。

【豆知識】ネットで探せない優良物件を探すコツ

ietty

スーモやHOME’Sにはない未公開物件を探すなら「iettyの公式アプリ」が便利です。

不動産屋だけが見れるデータベース(レインズ)からAIがお部屋を紹介してくれます。

※レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた、不動産流通機構が運営している情報共有システムのこと。全国の不動産業者が加入している。宅建業の届出をしている不動産会社しか利用できず一般公開はされていない。

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内見のチェックポイントまとめ

室内のチェックポイント

  • 洗濯機やベッドなど、置く場所が限定されそうなものを置くスペースは充分か
  • 間取図などの資料と違う部分はないか
  • キッチンや洗面所、バス・トイレなどの水まわりの使い勝手
  • キッチンやバスの換気扇がしっかり機能しているか、埃などの汚れが溜まっていないか
  • 部屋の広さ、天井の高さなどイメージどおりか
  • 収納の奥行と高さ、収納量、使い勝手
  • コンセントやテレビ・電話端子の数と位置
  • 日当たり、方角はどうか、日を遮る建物がないか
  • 防音はしっかりしているか、声が音が不自然に反響する部屋は音が吸収されていないため、遮音性が低い可能性も
  • 室内に入った時に臭いがあるか、臭う場合は水回りに問題があることも

敷地内の共有スペース

  • 玄関、廊下など共有スペースの管理状況はいいか
  • ゴミ置き場の位置やルールを破って出している人がいないか
  • 郵使受けにチラシが散乱していないか
  • 侵入されそうな場所、人目につきにくい場所はないか

まわりの環境

  • 自宅から最寄り駅までかかる時間
  • 商店街やスーパーの営業時間、品ぞろえや物価の値段など
  • 役所、公園、郵便局、病院など利用する施設の場所
  • 幹線道路や工場など周辺に騒音や異臭を放つ施設がないか

【豆知識】ネットで探せない優良物件を探すコツ

ietty

理想に近いお部屋を見つけるなら情報量が多い不動産屋にお部屋を紹介してもらいましょう。

スーモやHOME’Sにはない未公開物件を探すならiettyのアプリが便利です。

不動産屋だけが見れるデータベース(レインズ)からAIがお部屋を紹介してくれます。

仲介手数料(家賃の1ヶ月分)が半額なので、初期費用を抑えたい人にもおすすめです。

ただし対応エリアが東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に限られています。地方で物件を探したい人には不向きです。

iettyの特徴

  • 仲介手数料が半額
  • 他の賃貸サイトの空き状況も調べてくれる
  • ボタン1つで内見予約ができる
  • AIとやりとりするので営業マンのごり押しがない
  • 契約する際も郵送か来社か選べる

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イエッティの公式アプリ

※レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた、不動産流通機構が運営している情報共有システムのこと。全国の不動産業者が加入している。宅建業の届出をしている不動産会社しか利用できず一般公開はされていない。

  
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記事を書いた人

ゆうと

経歴:大手IT企業でウェブデザインを学び職種転換を図るため退職。現在は不動産関係のメディア運営に従事。街の住みやすさや治安を現地調査するがモットーです。当サイトは「dayday.」や「ヒルナンデス」などテレビでも取り上げられています。

   

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