隣人がうるさい!マンションの騒音トラブルで揉めた事例と対処法
入居してみたら隣人がとてもうるさい
部屋の広さ、家賃も申し分ない物件を見つけ即契約。ワクワクしながらいざ住んでみると隣人が夜中に友達を呼んで朝までずっと騒いでてとてもうるさい!なんとか静かにさせたいけど直接いいに行くのも気まずい…
マンションは一軒家と違って、壁一つを隔てて生活しているわけですから、それだけ隣人に迷惑をかけない配慮が必要です。具体的な迷惑行為としては他の住人達の生活環境を乱すような音や、異常な臭気、共有部分を占拠しつづけるなどがあげられます。

毎晩のように騒音を出し続ける迷惑な住人が同じマンション内にいた場合、まずは大家さんや仲介の不動産会社に注意するよう頼めるのであれば、それに越したことはありません。しかし!直接言わなくてよいので、角は立たないものの果たして、それ以降注意を聞き入れて静かに生活してくれるか若干の不安も残ります。
もし聞き入れてくれない場合は?
大家さん経由で注意してもらったものの、まったく改善されず相変わらず昼夜問わず騒ぎ続けている場合、役所の相談機関や簡易裁判所の調停という手もあります。役所の公害課ないしは生活課などの部署に行き、騒音測定器を借りてきて壁際での騒音を測ってみましょう。音を測り瞬間的にでも40デジベルを超えるようであれば立派な公害といえるので、行政指導という形で注意してもらうことができます。
その注意でも改善されない場合、地元の簡易裁判所に調停を申し立てましょう。書記官室に行けば、申込書の書き方を教えてくれますし、かかる費用も数千円程度ですみます。この手続きでは、調停委員が相手方を根気よく説得してくれます。
隣人から「うるさい」と苦情を言われた
下の階に住んでる人から「テレビの音がうるさい」と数回苦情が寄せられた。テレビを小さな音で見ているだけなのに「今度うるさくしたら警察を呼ぶ」とまで言われ困ってしまった…

できるだけ騒音をださないというのはマンションなどの共同住宅の義務となっています。例えばピアノを弾く、歌を歌うなど、自分にとっては気にならない音でも隣人にとっては、うるさいと感じることもあります。
しかしテレビを小さな音で見ているのに、クレームをもらってしまう場合は、別の原因があるのかもしれません。
騒音の原因を特定しよう
大きな音を出していないはずなのにクレームをもらうとき、最も原因として考えられるのが部屋の構造です。床や天井の構造によっては、うんと距離があっても、下の階の人にとっては、あなたの部屋からでているように聞こえることもあるのです。実際に音をだしているのは違う部屋のに、あなたの部屋から聞こえていると思いクレームをもらうパターンです。これは意外と多いです。
もう一つは、あなたの部屋の床と下の住人の天井裏の構造が防音の役目を果たしていない場合が考えられます。その場合は両方の部屋に欠陥があることになりますので、大家さんに防音材を入れる工事をしてもらうよう依頼しましょう。騒音問題が部屋の構造上の欠陥が原因であるならば、日常生活に支障をきたさないで使用できるよう整備して部屋を提供する義務が大家さんにはあります。
上記のいずれの場合も、あなたには責任はありませんので、音のクレームをもらった人にも部屋に入ってもらい普通の状態をみてもらいましょう。両者で協力しあって本当の原因を見つけてくださいね。
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