家を探す際、もっとも注意したいのが初期費用です。家賃が6万円で、部屋も見学したら綺麗だった。じゃ、ここにする!と合計の初期費用の見積書を受け取ると、そこには30万と書かれた紙が・・・。「30万!?」と驚かれるかもしれませんが、初期費用は大体20~30万前後は、かかるんです。今回は、その内訳の例をご紹介します。
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項目 | 金額 |
---|---|
賃料 | 63,000 |
共益費 | 5,000 |
礼金 | 1ヶ月 |
敷金 | 0ヶ月 |
上記は私が最初に住んだ物件の費用です。これを見たとき、
賃料(63,000円)+共益費(5,000)+礼金(63,000円)=131,000円
が初期費用と安易に考えていましたが、ところが、どっこい!
これから本番です。
それではここに11月9日から契約し住むことになったと仮定します。するとまず前家賃2ヶ月分の支払いが発生します。
入居予定日:11月9日
11月分日割 | (22日分) |
---|---|
賃料① | 46,200 |
共益費② | 3,666 |
12月分日割 | (1ヶ月分) |
賃料③ | 63,000 |
共益費④ | 5,000 |
入居して何かあった場合に備え、予め家賃を2ヶ月分納めるのが一般的です。共益費も含め117,866円が発生します。
さらに物件を紹介してくれて、ありがとね料こと仲介手数料が発生します。これが家賃の1ヶ月分+税。さらに鍵の交換代とハウスクリーニング代で30,240円。鍵の交換やクリーニング代は、任意でしたが、鍵は安全面から、クリーニングは綺麗なところに住みたいという思いから支払うことに。その他、保証会社を立てるのに34,000円。もろもろ合わせて311,256円の初期費用となりました。
項目 | 金額 |
---|---|
礼金 | 63,000 |
敷金 | 0 |
賃料(日割り)①+③ | 109,200 |
共益費(日割り)②+④ | 8,666 |
仲介手数料 | 6,6150 |
家財保険料 | 0 |
カギ交換代・ハウスクリーニング代 | 30,240 |
保証会社初年度代金 | 34,000 |
合計 | 311,256 |
保証会社とは部屋を借りる際、連帯保証人を代行してくれる会社です。昔は親や親戚に保証人になってもらうのがほとんどでしたが、実際に滞納して保証人に支払いをお願いしても如何せん支払われないことが多い。そういったトラブルを回避するため保証会社に入る事が必須のマンションも多くなりました。借主が家賃滞納をした場合、借主に変わって家賃保証会社が変わりに弁済してくれるので貸す側も安心して貸すことができます。ただしその保証会社に入る費用は、こちら持ちなので借りる側にとっては数万円の出費となります。
部屋の見学の前に見積りを貰う!
不動産屋にいくと、大抵、親切に話を聞いてくれ、家賃の希望を金額を聞き、それに見合った部屋を紹介してくれます。気に入ったといえば車をだしてくれ実際に部屋まで案内してくれます。でも、これは決してよい順序ではありません。気に入った部屋を紙で紹介された時点で、初期費用の合計を聞きましょう!
その初期費用の合計金額を納得した上で、部屋を見学に行くのがベストです。部屋によっては、保証会社に入らなくてもよく、敷金・礼金不要のところもあります。それだけでも数万、下手したら、数十万違ってきますので、必ず合計確認してから見学しに行くことをおススメします。